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'04年6月13日 本来の峠歩きに戻る

 快晴の中、峠に石仏があると云う仏峠に向かう。残念ながら峠には達しなかったが、以前と変わらない峠歩きが出来た。標高も900m程のところだったので、林道と言えども山歩きに近い。でも、15kmも歩くとだいぶ脚にきた。歩き出して車に戻るまで7時間も経ったから、運動不足の体には仕方がないのだろう。だんだん良くなる法華の太鼓といきたいものである。

 ここに記載する事もだんだん少なくなってきました。これからは主だった事だけを記載するようにしてゆきたいと思います。

'04年6月24日 通院日

 今のところ2週間毎に通院して薬を貰っている。今日は尿はまだ少し汚れているが、血は混じらなくなったので、採血して帰ることになった。腎臓や肝機能、それにPSAを調べるとのこと。そして、出血を止める薬と、毛細血管を補強して抵抗力を強める薬は服用を中止することになった。

 手足がむくんでいることについて聞くと、私の場合、リュープリンやガソデックスの服用期間が短かったし(約7ヶ月)、もう2ヶ月前に終わっているので、抗男性ホルモン剤の副作用は考えられないとのことだった。私の手を見て、むくんでいる様には見えませんがと言うのだ。普段の私の手を見ていないのでそう見えるかも知れないが、朝方などはキチンと握れないくらいなのだ。
 あまりひどい時は別の科で見て貰って下さいとのことだった。

 2種類薬が減って、あとはメイアクト錠100(抗生物質)とムコスタ錠100(胃の薬)だけとなった。

'04年7月8日 治療後初めてのPSA

 4月26日にHIFUの治療をして9週間目の初めてのPSA値は、0.2 だった。これが高いのか低いのか判らないが、医師は「前立腺が残っているのだからこんなものだろう」と云う。まあ、引き続き様子を見ましょうということだ。この言い方からすると何やら多少高い値なのかなという気がする。
 尿もだんだんきれいになってきているが、肝機能が落ちているという。それで抗生物質をやめて見ましょうと云うことで、残るは胃の薬だけとなる。それで次回はどうしましょうかということになり、取り敢えず1ヶ月後ということになった。

手のむくみ、こわばりは相変わらずだが、もうそれについては訊かないことにした。それに脚とか肩とかすべておかしい様な気もする。それにだ、尿意も無いのにちびる様な感じになる。それがパンツを濡らすというものでもないのだ。ちょっとシミが付くくらいなのだが、気分的にその感覚が良くない。

'04年7月28日 術後3ヶ月 最近の状況

 抗男性ホルモン剤の影響も薄れてきたというか無くなってきて、鼻の脂も元通りににじみ出てきたし
夜、よく眠れるようになった。いつでもいくらでも眠れるようになった感じだ。尿がちびる様な感覚もほとんど無くなったようだ。もともとちびる様な感覚があっても、実際そんなにちびっている訳ではなくて、その感覚が気になっていたという感じなのだった。
 手足のむくみ、こわばりは相変わらずなので、これはホルモンなどの影響でなくて、別の原因によると思われる。峠歩きのあとの膝の痛みも少しずつ和らいで、普通に歩くときは痛みを感じないようになってきた。ただ、少し長い距離を歩くと膝に違和感がでてくるので、山歩きをするのは、まだ先になりそうだ。
 HIFUの治療後としては概ね順調というところか。

'04年7月30日 手のむくみの原因は?

 今日は2ヶ月毎の脳梗塞後の内科の受診日、診察前の採血の結果は、薬を止めた後の尿酸値も正常値で、コレステロール値もOKで何事もなしだ。そこで、手のむくみの件を聞いてみた。薬での副作用という場合もあるが、整形外科では手のレントゲンを撮ったりして骨の状態を調べるのだろうが、その前にリューマチの検査をしてみましょう、と云うことになった。今日の採血したもので出来るので来週の木曜日に結果を聞くことになる。その日は泌尿器科の受診の日だ。
リュウマチは女性に多いのだそうだ。ひょっとして一時抗男性ホルモン剤で女性化したせいかなと言ったら、そんなことではならないそうだ。看護師の女性が笑っていた。

'04年8月5日 通院日

 まず7月30日の内科での血液検査の結果を聞く。たった3分くらいで終わったが50分ばかり待たされた。結果はリューマチに関しては心配無しだった。そして、手のこわばりが気になるようなら神経内科を受診してみたらどうですかと云われた。
 続いて泌尿器科へ。ここも簡単だ。尿もきれいになってきた。HIFUは新しい治療法なので、このまま経過を観察しましょうということで、薬は無し、1ヶ月後に血液検査をするということで終わり。
薬の処方が無かったので、支払いは440円だけだった。ずっとこの調子でゆきたいものだ。

'04年8月9日 神経内科

 まず症状などを伝えたら、整形外科の方がよいみたいな感じだなと云いながら診察が始まった。肘や手首、膝や足首などあちこちコンコン叩いたり揉んだり、目玉の動きを見たり、歩いてみたりいろいろした。首はよくないとかで、その内に手がしびれたりする様になるかも知れないとのことだ。手のむくみ
ごわごわ感については、はっきりしないので、すぐに強い薬などは用いず様子をみましょうということで
何処か炎症がある場合もあるので、血液の検査をしますということになり、採血して終わった。

20日に結果を聞きに行く。病院へ行くのが仕事みたいだ。お金が出ていくばかりの仕事なのだ。

'04年8月20日 手のむくみ・ごわごわ感の追求はお休み

 前回の血液検査の結果を聞いてきました。 炎症反応もなく、それと思われる原因となるものは見つからなかったということでした。 ただ、リューマチに似た症状をもたらす病気は他にもあり、その抗体反応(言い方が正しいか?)が少し出ている。しかし、実際に発症する時は、この3倍も4倍も高い数値と
なるので、心配はない。 冬になり寒くなると症状が出る場合もあるが、現状はこのまま様子をみて、もし症状が出ても、それから治療を始めても問題ないのでということでした。
 それで今日は何もせずに終わり、この件はお休みということになりました。

'04年9月2日 泌尿器科通院日 血液検査

 血液検査があるというので、予約時間より1時間半も早く行って採血して貰ったのだが、診察は予約時間より45分も遅かった。肝臓、腎臓とも機能は正常だが、尿は顕微鏡で見ると判る程度だが、血が混じっているとのことだった。特に自覚症状が無ければこのまま様子をみましょうとのことになった。
 結局、PSA値は今日は判らないので、24日に内科を受診するので、その時に結果を説明するので寄って下さいということになった。その時は、そろそろ生検の予定を入れて貰わなければならないと思う。

'04年9月24日 PSA値は 0.3

 前回9月2日の血液検査の結果を聞いた。PSA値は 0.3 だった。 前回検査した手術後9週間目のPSA値 0.2 に比べると0.1増えているのだが、医師は横這いで問題ないだろうと云うことだった。 最近排尿時に少し痛みを感じると言ったのだが、尿の検査では薬を出す様な状況でもないのでこのまま様子を見ましょうとのことだ。
 それで手術後あと1ヶ月で半年になるので、生検をしてその結果を八王子の病院へ持って行かねばならないので、生検の結果が出る頃より少し後に八王子の病院の予約を取りたいむねの話をした。
そうしたらこの医師は、来月から他の病院へ移ることになっているので、新たに来る医師と相談してくれとのことなのである。
 この生検については、紹介状にも書いてあったはずだし、今までにも話題にあがったこともあり、医師のほうからそろそろ生検をしましょうかと切り出されると思っていたくらいなので、少し意外な気がした。
2週間後に予約をしておくので、その時に相談してくれとのことで終わった。それから生検の日程を決めて、生検、結果を待って八王子へとなると、いったいいつ頃になるのだろうか?

'04年10月8日 生検の日が決まる

 担当の医師が替わって初めての診察。診察といっても何かする訳ではない。引継があったのか、さっそく生検をするのでしたねと云うことで、最速でお願いしますと云ったら、来週13日入院14日検査となりました。今度の医師はやることがすばやい様な感じを受けるが、端末の入力に馴れていないとみえてなかなかうまく入力出来ず、まあそういうことで入院の説明を受けて下さいということで終わった。

 一応大部屋を頼んだのだが、詰まっていたら個室でお願いするとのことだ。7千円から9千円掛かると云う。入院はお金のことも勿論あるが、いろいろな情報を得られることや、知り合いが出来たりするので大部屋がいいらしい。

 10月中には生検の結果が判るというので、八王子の病院は11月初旬に予約を取ろうと思う。

'04年10月15日 生検が行われる

 同じ病院で2回目だが今度の方が前回より痛かったような気がする。6カ所から組織の採取が行われたが、Web上で見ると8カ所とか12カ所とかだったという話も聞くが、何カ所から採取するかは何で決まるのだろうか。
 前回は両足を上に挙げてのすごい格好で行われたが、今回は横に向いて寝て、両膝を抱え込んだような姿勢で行われた。簡単に終わり、6カ所きちんと場所を変えて採取したのかと少し不安になった。
 どういう基準があるのか不明だが、前回(昨年)は1泊2日だったが、今回は2泊3日だ。同じ検査をしても3割負担で、前回は21250円、今回は30250円の支払いとなっている。同室の方は結石の
治療で私と同じ2泊3日で同じ様な請求金額だったが、最初の治療の時は10数万円の支払いでビックリして、金が無いと病気にもなれないと言っていた。

 今日の結果は28日に知らされる。同時に八王子の病院へ持っていく紹介状を貰うことにした。

'04年10月28日 生検の結果

 生検の結果は、6カ所とも腺癌成分は認めない、ということで一安心。それにPSAは 0.1 と下がっており、これについても安堵した。術後のPSA値は 0.2→0.3→0.1 となっている。今回も医師は、前立腺を取り除いたわけではないので、多少は出るとのことだ。
 生検時の採取箇所数について聞いたら、当院は6〜8回でやっている。12回というのは多すぎるのではないか、という話だった。便が硬すぎて大変なので、便通を良くする薬を1ヶ月分出して貰う。
 この病院での次回診察日は、来年の1月27日となる。
 生検の内容を記録した書類を貰い、11月9日にHIFUを受けた東海大学付属の病院へ行きます。

'04年11月9日 東海大八王子病院にて診察

 福井の病院での検査結果を持って行ったのですが、尿流検査があると思って排尿を我慢して泌尿器科の受付へ行きました。尿の検査はと聞くと、診察の時に医師の指示があればとのこと。多分まだ1時間以上は待たねばならないので、そこまで我慢するのは難しいので出してしまいました。そしたら、やはり必要だったのです。泌尿器科の受付の人が、その時医師に訊いてくれればよかったのですが。

 それで検査は採血だけで、あとは5〜6枚程のアンケートに答えて、医師から説明を受けました。
アンケートは例によって術後の勃起に関する項目が多かったです。必要な時間勃起が続いている割合は?みたいな感じで、全くダメ、半分位、ほとんどOK等々1〜5の5段階で評価します。
 また、友人や家族等周囲の人の理解や協力を得ているかなどの患者の置かれている環境に関するものがありました。

 医師はこのアンケートの集計をして表に記入していました。私は全般的に良好でPSAも0.1以下だけれども、5年間は安心出来ないので、これから半年は2ヶ月毎にPSAを調べて、半年後に来院することになりました。PSAは概ね術後1年から1年半にかけて序々に上昇し、それから多少の変動を伴いながら下降気味になって5年を経て、この間4.0を越えなければ、まずは良いということだ。
 下降気味にならず、そのまま上昇して4.0を越えるようであれば、また、生検をしなければならないとのことでした。PSAの値に一喜一憂しないとも言われました。

 私は296人目のHIFU治療者でしたが、6ヶ月半後の11月9日現在372人に達したそうです。私の現在の状況から、大きな副作用は考えにくいのですが、手術後2〜9ヶ月頃に22%が尿道狭窄の症状がでているので、この可能性はまだ捨てきれないということでした。

 福井の病院の医師宛に依頼事項を書いて貰って終わりとなりました。終わって、今月中にHIFUの治療を受けられる方とお会いしてお話をしました。割と近くにお住いの方なので、1泊2日の入院とのことでした。入院日に手術して翌日退院ということです。

'04年12月16日 12月のPSA値の結果

 12月9日に東海大八王子病院からの手紙を持って行き、採血をしました。2ヶ月毎にPSA値を見て欲しいとありますので、厳しいなとこちらの医師は呟いていました。そして16日に結果を聞きに行きました。 PSA値は 0.1で前回 9月のときと同じでした。

血液の検査結果をプリントアウトして貰いました。 T-CHO 220, r-GTP 27 でした。
次回の血液検査は来年2月です。

帰ってから、八王子の病院の医師宛にE−mailでPSA値を知らせました。
東京でお会いした11月末にHIFUの手術を受けた方は、382人目だったそうです。

'05年2月17日 2月のPSA値の結果

1週間前の採血の結果を聞いてきました。 PSA値は 0.1 で変化なしで安心しました。
ちなみに T-CHO 188, r-GTP 25 でした。 次回の検査は4月8日です。

'05年2月20日 医師からのメール

17日に判ったPSA値を八王子病院の担当医へ連絡しましたら返事がきました。
術後10ヶ月が経たので、もう合併症が出る心配はないだろうとのこと。術前にホルモン治療をしていたので、今後1年か1年半はPSA値が上がることがあるかも知れないということでした。
この2月17日に403人目のHIFUの治療が行われたとのことです。

'05年4月18日 PSA値上がる

4月8日に血液検査を行い、今日結果を聞きに行きました。結果は 0.240 と 前回の0.1 から上がりました。上がり幅が大きいのか少ないのか判りませんが、引き続き様子を見るということです。
早速八王子病院の担当医にEメールで伝えます。一喜一憂しないでと返事がくるような気がします。

最近胃がすっきりしないと脳梗塞以来通っている消化器内科で医師に伝えたら、胃カメラを撮りましょうということになり、今日カメラを飲んできました。多少は荒れているとかでしたが、薬を飲む必要はないとのこと、胃ではない可能性もあるのか、今度はそれが心配になる。

夕方メールの返事がありました。PSAは1年から1年半まで少しづつ上がってきて、その辺で上げ止まりとなるので、現在0.240なら大丈夫ではないかと云うことでした。これからは3ヶ月毎にPSAをチェックすればよいとのことです。

'05年5月16日 東海大八王子病院にて6ヶ月毎の検診

尿流検査をするので尿を溜めて来てくれと言われたので、だいぶ溜まったのでいつでもOKですと伝えたら、中の待合い室で看護師が呼ぶので待っていてくれと云われた。ところがなかなか呼ばれず、とても苦しい思いをしてしまった。呼ばれた時はほんとにほっとした。

尿流検査の後、残尿を調べてから先生に呼ばれました。例の性的な関心度や満足度のアンケートが
あって話がありましたが、主にPSA値の多少の変動は何年も続くので、一喜一憂しないということを
強調されていました。0.1が0.2へ上がっただけで電話してくる人が多いそうです。
治療後1年を経たので、尿道狭窄等の症状が出る心配は無くなったとのことです。

アンケートの結果を治療前のものと比較して、ホルモン治療の影響も無くなって、身体は元の状態に
戻っている様子でした。それで今後は3ヶ月毎にPSA値を見て、1年後に来院すれば良いとのことで、
その間に異常にPSA値が上がればいつでも来て下さいとのこと。PSA値が2や3に上がってくれば、
生検をしなければならないが、そうでなければそのまま5年間様子を見て完治ということになるそうで
す。今のところ、まずは順調な回復というところでしょうか。

私のHPを見て、この病院でHIFUの治療を受けようと来院された方がいらしたそうです。あんたのHPの
おかげで患者が1人増えたと言ってました。

私はHIFU治療は296人目でしが、今月の9日現在で436人の方がHIFUの治療を受けたそうです。

'05年7月20日 7月の血液検査でのPSA値

7月11日の血液検査の結果を聞いてきました。 0.255 でした。こちらの先生のコメントはありませんので、次回は3ヶ月後の10月5日でいいですか、で終わり。ものの2分程でした。前回(3ヶ月前)は 0.240 でしたから、ほんの少し増えたことになりましたが、この位は誤差の範囲でしょう。

今月の初めに、昨年の11月末にHIFUを受けた方(382人目)から、半年後の生検は異常なしだったとの報せを貰いました。同じ治療を受けた方が、順調に回復されていると聞くと嬉しくなります。その逆もあって、再治療などと聞くと落ち込んだ気分になってしまいます。

'05年10月12日 10月の血液検査でのPSA値

10月5日の血液検査の結果を聞いてきました。 0.316 でした。こちらの先生は、若干増えていますが、最近あちらに(HIFUの治療をした病院へ)行っているのですかと切り出されたので、4.0 まではあまり気にせず、1.0から2.0を超えるような急激な上昇があったら連絡するように云われていると伝えました。そう云われているのならいいですね、とちょっと安心された様子で、次回の採血日を決めて終わりとなりました。次回は来年1月11日です。



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