北陸の峠道


奥ノ塚峠

ブログにも書いた様に、この峠名は「山と高原地図・白山」を今年購入して初めて知りました。その
他には、何処にも出ていない様です。峠らしくお地蔵さんでもおられるのでしょうか。

名前の由来も判りませんが、鳩ケ湯から登ったことがないので一度行って見ることに、それに先日
赤兎山から少し南下した処まで行って繋げてみようとも思う。古い地図には亥向谷側から、この峠と
云う処まで道が付いていたので、覗いてみたい気もする。


鳩ケ湯鉱泉前から三の峰を望む

快晴ですが木曜日なので、こちらから登る人はいないのでは。林道から登山道に入り、20分程は
登りですが、あとはずっと平坦か緩い登りでたんどう谷までは楽に歩けました。楽だから早く歩けたと
云うことではありません。林道歩きも含めて2時間も掛かってしまいました。


たんどう谷渡渉地点 渡渉はひとまたぎでした

たんどう谷を過ぎると登りで、ベンチを過ぎると急登となり、登りきると奥ノ塚峠と思われる処です。
別にそれを示す標識があるわけではありません。倒れかかった赤兎山何キロと書かれた木柱がありま
した。 そこから古い道跡はないかと覗き込みましたが、藪は薄いのですが、今日はここまで時間が掛
かりすぎたので藪漕ぎは止めにして先へ進みました。


倒れ掛かっている木柱 峠のことは記されていなかった様です


あまり巨木ではありませんが、峠に立っている樹です

ブナはみんな葉を落として見晴らしがいいのですが、10月17日に上から歩いた時とは全く様相が
変わっていて、何処まで下ってきたのかさっぱり判らなくなっている。 それで快適な細い尾根の上で
終わりにして食事としました。結果は先日下ってきた処とうまい具合に重なり合っていました。


この少し先までで終わりにした

この文を書きながら「福井の山と半島」(改訂新版・昭和52年11月発行)を見たら、奥の塚峠が
出ていました。そこから赤兎山へは「熊谷新道」を行くとあります。するとこの峠は「しょうつ山」の方
やはり亥向谷からの尾根越えの峠ということでしょうか。

少し暑かったですが、快晴の秋空のもと、一人でゆっくりと山歩きが楽しめた一日でした。

追記 「ベンチ有り」の処から右下へ行った処にピークがある。その下側ちょっと広くなった辺りに
古い5万分の1地図には1205.2mの三角点が載っている。そのピークあたりを「奥ノ塚」と云う
らしい。

 (’08年 11月 13日) 
2万5千分の1地図 「願教寺山」

---- GPSの軌跡です(TRACK−LOGGER WPL−1000LXによる) ----
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)
を使用したものである。(承認番号 平17総使、第657号) 」


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