隠れ家とその周辺点描
一等三角点の山・河内岳
現在は志賀町になるのか 世界一長いベンチから県道51号線へ入って14・5km程行く。楚和、入釜、鵜野屋
地保と過ぎて切留へ。 切留付近は広い道で、右側に家が一軒ある処に道があり「河内岳登り口 一等三角点」と
書かれた標柱が立っている。その付近に車を置いて支度をして歩き出す。
切留地区の河内岳登り口
道はなだらかな一本道ですぐに家はなくなり、草に蔽われ気味の細い道が続く。 ぬかる道に子供らしい小さな
靴跡と大人の靴跡があった。 ごく最近の足跡の様子で、子供を連れてこの様な山を歩くお父さんがいると思うと
嬉しくなる。
やがて小さな沢を渉ると尾根へ向かっての登りとなる。笹が煩くなると真っ直ぐな尾根の登りとなる。ゆるやかな
登りなのだが笹を分けながらで笹ダニが心配だ。町境の尾根に載ると平坦になり山頂は近い。ここら辺りはピンク
のリボンが多く付けられていて、リボンに従って行くと三角点が笹薮に囲まれた小さな切り開きの中にあった。
三角点巡りの方達の他にも歩かれる方がいらっしゃるのだろうか。途中も下界を見下ろせる様な処もなく、ただ
笹を分け若干の倒木を乗り越えて歩くだけのところなのである。
写真上:笹に蔽われた道 写真下:山頂の一等三角点
一等三角点がある処なので見晴らしが良い処だと思っていたのだが、眺望は全くなく背の高い笹薮に囲まれて
いて、三角点の周辺は特にひどい感じだ。 ここまで1時間で着いたので、尾根を南の方へ歩いてみようかと思って
いたのだが、この笹に行く気が失せてしまった。
カミさんに写メールを試みたのだが圏外だったのだ。 非常食みたいなクッキーでお茶を飲んで同じ道を戻った。
下りは右足の調子がいまいちで、登りと同じくらいの時間が掛かった。
---- 参考までにGPSの軌跡です ----
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)
を使用したものである。(承認番号 平17総使、第657号) 」
二万五千分の1地図 「下唐川」
谷間では軌跡が正しく録れません。一旦乱れると暫く続いてしまう様です。
(’08年 5月 17日)
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河内岳登り口の広い道路の反対側にはしだれ桜が植えられている
実は今回、往きは能登有料道路「越の原IC」から山の中を走った。 ちょうど切留の少し北に出たのだが、北へ曲っ
てしまい、すぐに道が二股に分かれる処へ来た。 下の道しるべが建っていた。 「右峨山道」とある。峨山道はこれ
より南の入釜地区へ安倶峙峠(あごぜ峠)を越えて来る。 羽咋の永光寺と門前の総持寺を結ぶ歴史の道なのだ。