古寺&お地蔵巡り
白木峠大岩十五体又五輪二体
若越八十八ケ所の第五十五番
丹生の集落と白木の集落の間には、高速増殖炉もんじゅの為と思うが、立派なトンネルがある。
その上を旧自動車道が通っていて、峠には案内板が立っている。現在地は白木峠となっている。
白木の方へ峠を越えて少し下って右側に山手へ登る階段状のものがある。すぐ先にも山手へ入る
踏み跡がある。 ここへ入ると大きな岩が沢山あるがここではない。手前の階段状の処が入口だ。
道路からの入口 階段状のところを登ると峠道になる
写真上は岩の左面 写真下は岩の右面
そこを登ると峠道らしい道となり、150m程で大きな岩がある。この岩の二つの面にお地蔵が沢山
彫られている。 左の面に五体、右の面に10体のお地蔵が浮き出ている。岩の下には茶飲み茶碗
が三つ四つ置いてあった。 ここまでは道には邪魔となる灌木の小枝もなく、白木の人々によって
手入れがされているのだろう。
上の写真は大岩までの歩きやすい峠道 下の写真は昔の白木峠と思われる処
大岩の前の道は更に登っていて、その先サカキが生えて少し煩いが、また150m程で峠に着く。
ここが昔歩かれた道の峠だと思われる。丹生側にも道は残っている様子だった。
峠の左右に敦賀
市と美浜町の境界を示す赤い杭が見られた。石仏の台座かも知れない様な石があった以外は何
の印しもなかったが、大岩の地蔵が峠の地蔵なのかも知れない。
峠道を降りてくると白木漁港が見えてくる
今日は生憎の雨模様だったが、峠道を下るころには止んできて、道路に出る直前では日本海が望
め白木の漁港も見下ろすことが出来た。何でこんな峠道を越えて行かなければならない様な半島
の突端に住まなければならなかったのかなと思ったりもするが、便利な都会育ちが考える子供じ
みた考えなのだと思う。
ご詠歌 なんじょとも思わず知らず白木坂 あの世この世のさかえあるとも
('06年11月17日)
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上の写真は旧自動車道路の白木峠 下の写真は峠の案内板
---- 参考までに地図を載せました ----
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)
及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。 (承認番号 平17総使、第657号) 」
003地点は旧自動車道路の峠、004地点は間違えた踏み跡、赤い点は峠への登り口だが正確にはもう
少し004地点寄りだと思う。地蔵岩の旗印し地点は正確ではないが峠への道沿いなので迷うことはない。