古寺&お地蔵巡り
丹生の浦本尊坂上海中地蔵尊
若越八十八ケ所の第五十三番
敦賀半島の西側の海岸沿いを走ると、いくつかの海水浴場があり夏は多くの海水浴客で賑わう。
水晶浜を過ぎて美浜原電への丹生大橋を左に見て走り、丹生の漁港の方へ左に曲がって進むと
セメントで固めた崖の下にこのお地蔵様はあった。
二つの石に刻まれているのだが、その手前に木が育っていて肝心のお地蔵がよく見えない。海風
のため風化も進んでいるみたいだ。 お地蔵の足元の窪みに百円玉が一つお供えされていた。
何で海中地蔵尊と云うのか、「お地蔵様、若越八十八カ所を尋ねて」には、『
以前は現在地の前の
海の中にあったが、村の人が海の中ではさぞ冷たかろうと、道路のそばまで持ち上げてお祀りした。
ところが数日もたたないうちに、また海の中におられる。 そこでもう一度上げたら、いやや
いややと
云いながら自分で元の場所へ戻られたという 』 とあります。お地蔵様にまつわる話には面白い話が
多い。もう海の中へ戻るつもりはないらしい。
ご詠歌 はるばると吹きくる人の延命寺 誓いを結ぶ丹生の浦風
('06年11月17日)
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---- 参考までに地図を載せました ----
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)
及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。 (承認番号 平17総使、第657号) 」
001地点の崖の下にあります