隠れ家周辺点描
能登の水芭蕉群生地
4・5日前のテレビで、今、能登の水芭蕉が見頃を迎えていると放送していた。同じ日に2回そのニュースを
見たが、うっかりしてその場所をはっきりと聞いておかなかった。ただ、黒川とかなんとか聞こえた様な気が
する。そして連休中は大丈夫見られるだろうと云うことだった。そこで小雨の中、出掛けることになった。
まず、珠洲道路の神和住の辺りに、「水芭蕉群生地」の看板があったのを思いだして、まずはそこを訪れて
みることにする。 その場所はすぐに判ったのだが、時すでに遅く、お化けの様な葉っぱが繁っていたのだ。
それに狭い処で株数も少ない。白い包は三つ四つしか無かった。
そこで、地図で「黒川」と云う地名を探す。いくつかあったが、「ほっと石川まるごと観光マップ」に、門前から
輪島へ行く途中左側に、上黒川、下黒川町があり、その山手に「三蛇山 みずばしょう」とあるのを見つけた。
それっとばかりに門前から輪島方面へ向かう。そして下黒川町辺りから林道へ入ったが、道標が全く無いので
諦めて輪島で昼食を摂って、探しながら帰ることにした。元輪島駅の道の駅で食事をし、併設の教育委員会の
窓口近くで、カミさんとぶつぶつ言っていたら、教育委員会の人が声を掛けてくれて、「そういう人が来るかも知
れない」と云うことで、水芭蕉群生地の案内図を預かっているとの事で1枚頂く。ラッキー!ラッキー!と云う思
いだった。
さっそく249号線を戻ると、輪島の中心部から出る処に輪島漆芸美術館があり、すぐに頭上の案内標識に「み
ずばしょう」の案内矢印が現れる。それに従って右へ曲がる。あと小さな案内が3〜4カ所あるが、それに従って
行けば間違いなく水芭蕉群生地に着く事が出来る。輪島方向からの車の為にしか案内の標識は無いのだ。
あづま屋もある整備された公園の様で、4千株の水芭蕉が自生しているのだと説明がある。しかし、残念なこと
に、やはり少し遅かった。まだ一部白い包を見せている群落もあったが、多分そこは一番遅くまで雪が融けずに
残っていた処だろう。白い包は無くても、緑の葉だけでも綺麗で気持のよい眺めに思えた。
そこから門前へは、またとても長く感じる山の中の林道を走り抜けたのだ。
(’06年5月7日)
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