還暦つれづれ草
登山靴
私の履いている靴はウォーキングシューズなので軽くて歩きやすいが防水ではない。雪道を歩くのには
適さないのだ。それにこれだけ歩いたので踵が減ってしまった。13800円なりで買ったので底だけ換え
てくれればと思うが、先日購入した店へ行ってみたら8280円で売られていたのだ。私が購入したサイズ
しか売れなかったらしい。これでは買った方が早いのだろう。
誰かに雪山に連れていって貰うにしてもこの靴では首を傾げられてしまうに違いない。そこで清水の舞台
から飛び降りた気持ちで登山靴を新調することにしたのである。店でいろいろな靴を履いてみる。あまり
ハデでなくておとなしい目立たない色がいいのだが、これと決めた物は適当なサイズが無くて取り寄せて
貰うことになった。2万円程度なので登山靴としては安い方の部類に入るのだろうか。
足元が決まってしまうと手袋も欲しいしアイゼンも必要ではないかと思えてくる。何かキリがない様な感じ
になってくる。それにスノーシューがあるからといって皆さんがカンジキで一列に歩くときに一人だけスノー
シューではまずいのはないかとも思える。とくに雪道が階段状になっているところは、それを壊さない様に
その横を歩くのだとか。そうなるとカンジキも欲しい。う〜ん、購買意欲だけは誰にも負けない位旺盛なの
である。
最近は会社の人達と外で飲むということは全く無くなったし家でもあまり飲まないのだ。唯一の趣味であり
健康維持にも欠かせない山登りの安全を保つためにもある程度の装備は必要だとは思うのではあるが現
実は厳しい。
こんなことをぐだぐだと書いていたら、天候不順のはずの3連休中日は穏やかに陽が射している。きっと新
雪を踏んで林の中、そして雪の稜線を歩いている人がいるのだろう。私は踵のすり減ったウォーキングシュ
ーズを履いてそこら辺を歩いてくることにした。
(2月10日)