高密度焦点式超音波療法(HIFU)で前立腺癌の治療をされた tateyama 様の
    当掲示板への書き込みをまとめたものです。
  2ページ目です。

      HIFU後1年目の検査を受けました。  投稿者: tateyama  投稿日: 7月24日(日)13時14分29秒

おがわ様へ
7月14日HIFU後1年目のPSAなどの検査を受けました。 1週間後の22日に院長からPSAが2.8に上昇(6月は2.6)しているが、肝臓などに異常はなく、体調が良いようだからPSAが4になる迄様子を見る ことに。もし何か変調が生じたら直ちに来院するよう指示を受けました。

これに先立ち6月10日にはCTスキャンを受けました。院長より最近の排尿状況を聴かれました。夜間は2回で300cc〜350cc、時には1回で400〜450ccの場合もあり、体調は極めて良好であると説明しました。
次に断層写真が示され、院長のお言葉によると前立腺がHIFUによってスカスカになっていると説明があり、今後のPSAの状況を見て対処しましょうとの結論になりました。

次いで、6月13日に市内の公立病院で8時半から12時まで骨シンチ(1割負担検査料6,320円)を受けました。帰院後、院長からシンチの写真と、検査レポートが提示されました。検査レポートの IMPRESSION欄には次のような記載がありました。

Th7 または Th8(胸骨脊髄?7番または8番)に 孤立性集積像かを みとめます。
経験的 または 頻度的には 圧迫骨折を疑います。
平成16年の 胸x~pでも Th6,7が つぶれているようです。
恥骨は所見なしと思います

造影剤のカルシュウムイオンに添付したアイソトープが骨の癌の部分に集中的に集まっているのが写真に写っているのだそうです。

しかし自覚的には痛み、しびれ、体型の変化など全く異常を感ぜず数年前からの状況と変化はありません。
現在77歳で平均寿命に近く、両親が73歳に胃ガンで亡くなっており、前立腺癌よりも寿命に直ちに影響が及ぶ胃ガン、食道癌に侵される可能性も考えらます。
ここ20年来無いくらいに健康絶好調であり、2年前からHIFU入院時を除いて毎日続けている早朝散歩も最近では5時半から45分、5000歩を歩いても全く疲れず2年前の始めた頃を考えると隔世の感があります。

不思議なことにPSAの悪化と共に健康絶好調が始まっている事です。男性ホルモンの値がH16/01/06 294  H17/05/28 203.9  H17/07/14 169.9(健康者の標準値270〜1070)が健康好調に関係しているのかもしれないとのことです。この好調が続くことを願っています。

2年前に海外旅行の同行者に勧められて始めた週1〜2回開催されるシニアライフ講座の社交ダンスに参加させていただいています。最近漸くステップが理解できるようになりステップを間違えても笑い飛ばして皆さんと共に楽しめるようになりました。
これまでは仕事一筋の生活で全くの無趣味でしたが何か目標を立ててチャレンジすることは健康に繋がっているのではないかとも考えています。

ダンス講習会に出席し、万歩計が1万2千を越える日には就寝中の起床は1回のみで400cc〜450ccもあり、4時間ぐっすり休むことが出来ます。
翌朝の目覚めは爽やかです。

以上の状態を説明し、今暫く健康絶好調を維持したいと院長にお話しました。私の考えもある程度理解していただき、今後の処置は来月のPSAの結果を見て検討することになりました。

HIFU後の1年間を総括して
私の病期はHIFU前の検査ではT3bN0M0 PSA 8.4  Gleason score: 3+4=7 StageVで病理組織検査結果は中〜低分化型線癌でした。このため遠隔転移の可能性が高いと考えれれました。しかし半年後の17年1月の生検はクリアー することが出来ました。
しかし9ヶ月目の4月にはPSAが1.8に上昇し癌の再発が疑われ、10ヶ月後の6月にはPSAが2.6に上昇、骨シンチ映像から胸骨への遠隔移転が証明されました。

15年12月夜間頻尿を主訴に病院を訪れ癌が発見され一時は不安に苛まれました。その後おがわ様のホームページや色々の本を読み漸く心の安定を得ることが出来ました。
1年を振り返ってみるとHIFU後は全摘手術と比較し尿漏れなどの副作用もほとんどなく、高いQOLを享受できました。年齢などからもHIFUの選択は正しかったと現在考えています。

病期D2では非再燃期間は13ケ月〜49ケ月、生存期間中央値は28ケ月〜40ケ月と名古屋大学泌尿器科のホームページで報告されています。(  http://www.med.nagoya-u.ac.jp/uro/prostatecancer/prK.html  )
自立して生活できる健康寿命(車を運転できる間)を80歳と想定すると残り32ケ月あり、この期間を充実した悔いのない生活を毎日続けたいと望んでいます。

これからの生活信条として癌の根治ではなく、共存する道を探しながら"自由に生きればよい"と発想の転換が必要と感じています。
近藤誠先生が"患者よがんと闘うな"で述べておられる「がん治療には最低限、症状をとってもろうことを期待しましょう」も選択肢の一つに入れて良いのではないかと近頃思っています。


HIFU後1年4ケ月目の検診を受けました。  投稿者: tateyama  投稿日:11月26日(土)17時29分13秒
 おがわ様へ
HIFU後1年4ケ月目の検診を受けました。
  平成17年11月18日に前立腺超音波血流検査、尿量検査、流量測定、PSA検査を受けました。
 前立腺超音波血流検査では前回血流検査時(平成17年5月31日)に比較し画像上の前立腺内血流を示すドップラー効果による赤又は黄色の腺が殆ど無くなっており、触診の結果も前立腺は殆ど認められとのこと。尿量検査、流量測定何れも特に問題は無いと説明を受けました。

 PSA 検査は今回から血液採取後1時間半で判明する最新の検査法が採用されたので診療時間内で8.359(新しい検査法を採用したため数値がやや高めになる)に 成っていると告知されました。主治医はPSAがこれだけ上昇すると、何らかの治療が必要との指摘がありました。
 主治医からは放射線治療、又は再度のHIFUを勧められました。ホルモン療法は副作用があり勧められないとのこと。放射線治療を選んだ場合は、当病院には設備がないので市民病院など他の病院を紹介するとのお話がありました。

 おがわ様のホームページにリンクしているひげの父さんのホームページを拝見していましたので、京大付属病院の特殊専門外来「前立腺がん高度診断治療ユニット」にセカンドオピニオンをお願いしたいと申し上げたところ、院長先生から快く承諾を頂きました。

 そこで、電話連絡し「京都大学医学部付属病院セカンドオピニオン外来申込書」をFAXで送ってもらいました。申込書到着の夕方には京大付属病院から電話 連絡があり、翌々日の早朝にはセカンドオピニオン外来決定書と主治医に提出する診療情報提供書の雛形が郵送されてきました。
 京大付属病院外来係のテキパキとした対応と、迅速な手続きに感心させられました。
  診断に必要なレントゲン写真などと診断情報提供書(1割負担で330円)を治療を受けている病院から頂き京大付属病院に発送しました。
 京大付属病院では資料を検討の上、診察日時が知らされることになっています。

京大付属病院のセカンドオピニオンを受けました。  投稿者: tateyama  投稿日:12月25日(日)14時45分39秒
 おがわ様へ
  12月6日午後、京都大学医学部付属病院外来病棟受付に事前に送られていた「セカンドオピニオン外来受入決定書」を提出したところ、外来掛H掛長さんが3階の診察室に案内していただきました。
 診察室ではK助教授より冒頭、これから述べる結論は泌尿器科教授以下全員で事前に送付済の資料を検討して得られた結論であると言われました。
  先ず前立腺がんの標準的治療の現状と当泌尿器科の治療実績の説明がありました。
 HIFU後の放射線治療に付いては効果が十分でない可能性が考えられるが、我々の経験、報告もなく未知のところがある。HIFU後の再燃治療実績は無いが現在1例のみ放射線治療中である。

 局所的再燃であれば放射線治療の対象になる。しかし、貴方の場合は6月時点での骨シンチ、CTからは明らかな転移は無いようであるが、6月からPSAが倍になっており現時点での画像診断(骨シンチ、CT、MRI)が必要である。
 以上の説明があり、富山で再度画像診断を受け、その資料に基づき今後の治療方針を決めることになりました。
 更に、持参した標本、レントゲンフィルムについて、それぞれ担当の病理検査と放射線核医学科の先生作成のレポートに付いての詳細な説明がありました。
 これらの説明が1時間以上にわたり、更に放射線科のK先生から放射線治療法についての説明がありました。ただStage Cで直ちに放射線治療を行う場合に比較し、HIFU後の治療は直腸障害などが起こる可能性が高いとも言われました。

 セカンドオピニオン所見書を作成していただき病院を出たのが5時半前でした。診察が終わり廊下で所見書が出来るまでの30分位の間もH掛長さんが一緒に待って頂き、京大病院の説明など雑談で時間を過ごしました。今までの病院では考えられない対応ぶりでした。
 私の此までの大病院に対するイメージは患者は材料で3時間待ちの10分診察と思っていましたが京大付属病院の対応は従来のイメージを一新する驚くべきものでした。
 特にK助教授は患者を対等な人間として扱っていただきその説明も説得力あるものでした。もし、16年1月の生検後に放射線治療と、HIFUを勧められた とき、京大付属病院のセカンドオピニオンを受けておれば放射線治療を選択していた可能性もあったと思います。しかし当時の認識では新聞などで放射線の過剰 照射問題などが報じれており全く選択肢には入っていませんでした。
 医師からこの様に前立腺がんについて体系的に且つ詳細な説明を受けたことが無く、インターネットでの断片的な知識しかなかった私にとっては目から鱗が落ちた気持ちになりました。セカンドオピニオン料金は全額自己負担31,500円でした。

 12月13日市民病院で骨シンチ、CT、MRIを受け診断情報提供書を持って、14日に京都に行くべく駅まで行きました。しかし、大雪のため列車が動かず、翌週21日に京大付属病院で診察を受けました。
 結論は骨転移であり、1.局所的治療は意義が無い。2.全身治療の第一選択はホルモン療法であり、リュウプリンと、フルタメルクのでの最大アンドロゲン遮断療法である。との指摘を受けました。診察料2,040円。

 22日富山でリュウプリン注射とカソデックス錠29日分の処方箋を頂きました。診察と注射代金5,870円、薬局4,070円。これからは毎月1回の注射を続けることになりました。次回受診日は1月20日。

HIFU後1年7ケ月目の血液検査を受けました。  投稿者:tateyama  投稿日: 2月18日(土)12時16分43秒
   おがわ様へ
 HIFU後再開したホルモン療法1回目の1月20日に引き続き2月17日に第2回目のリュウプリン注射と血液検査を受けました。
 1時間半後に院長先生の診察を受け、体調は良好で、特に副作用は生じていないと報告しました。骨シンチで集積像が認められた胸椎周辺を両側から先生が押さえましたが特に痛みなどは在りませんでした。

 本日の採血では総ての検査項目が正常値であり、TOTAL-PASが0.621に低下している検査結果のコピーをいただきました。
 HIFU後1年4ケ月目の17年11月18日のPSA-ACTが8.359でしたので、大幅に改善し、リュウプリンの効果が絶大であったと教えていただきました。
 ひとまずホット胸を撫で下ろし、次回3月17日を予約しました。本日の負担額7,000円。カソデックス錠28日分3,910円(共に1割負担)でした。

 ホルモン療法再開後2ケ月を経過しましたが、特にこれといった副作用も生ぜず、現役引退後2年半続けている朝の1時間の散歩と、月5回のダンス講習会を楽しんでいます。
 この状態がいつまで続くか解りませんが院長先生は再燃後10年も元気な人がいますと励ましていただいています。毎日を充実して生きていきたいと願っています。
 

HIFU後1年10ケ月目の血液検査を受けました  投稿者:tateyama  投稿日: 5月15日(月)12時53分58秒
   おがわ様へ
HIFU後1年10ケ月目の血液検査を受けました。
 HIFU後再開したホルモン療法後1回目の2月17日の血液検査に引き続き5月12日に第5回目のリュウプリン注射と2回目の血液検査を受けました。

 本日の採血では検査項目が正常値であり、TOTAL-PASが0.156に低下(3ケ月前の2月17日の検査結果は0.621)している検査結果のコピーをいただきました。

 ホルモン療法再開後4ケ月を経過しましたが、特にこれといった副作用も生じないと報告したところ、院長先生は2年前の最初のホルモン療法では副作用があったのに今回見られないのは良いですねとのことで診察は1分で終わりました。

 ひとまずホット胸を撫で下ろし、次回6月9日を予約しました。本日の診察料6,720円。カソデックス錠28日分3,710円(共に1割負担)でした。

 この状態がいつまで続くか解りませんが毎日を充実して生きていきたいと願っています。
 

HIFU後2年1ケ月目の血液検査を受けました  投稿者:tateyama  投稿日: 8月 6日(日)14時16分38秒
   おがわ様へ
HIFU後2年1ケ月目の血液検査を受けました。
 HIFU後1年目頃からPSAが上昇したため、.1年5ケ月目(平成17年12月)に骨シンチを受けたところ再燃(D2)と判明しました。翌月からホルモン療法を再開しました。今回の血液検査はホルモン療法再開後7ケ月目です。

 本日(8月4日)の採血ではTOTAL-PASが0.123(前回5月は0.158)に低下している検査結果のコピーをいただき、順調ですねとのお言葉を頂きました。

  私のようなD2患者に最近保険適用になったビホスホネート製剤「ゾメタ」の適応に付いてお伺いしたところ、血液中にCaが溶けだしたとき其れを止める作用があるそうで私のCa濃度は正常値であり、まだ必要ないとのお話でした。

 現在の体調は良好で、早朝1時間の散歩と、週2回の社交ダンス講習会を楽しんでいます。この状態がいつまで続くか解りませんが院長先生は再燃後10年も元気な人がいますと励ましていただいています。毎日を充実して生きていきたいと願っています。

立山雷鳥沢撮影会に参加しました  投稿者:tateyama  投稿日: 8月19日(土)11時27分36秒
   おがわ様へ

 8月12日富山県民生涯学習カレッジが主催した自遊塾の塾生17名(男性9名+女性8名)で、会費17,000円(バス代金6,500円+宿泊費 9,000円+諸経費1,500円)の立山雷鳥沢撮影会に参加しました。急遽、前日Pansonic SDR-S200 MPEGムービーを73,800円で購入しての参加です。
 富山を8時過ぎに出発、途中滝見台から称名滝の4段に折れた雄大な姿を写真に撮り、11時過ぎに室堂平バスターミナルに到着、持参の弁当を室堂案内所の休憩室で取りました。

 1時間半くらい室堂で休憩、12時50分室堂を出発、到着時の小雨が本降りに変わっており雨具をまとい、傘を差し徒歩30分くらいで山崎カール展望台に 着きました。幸い展望台に着いた頃には雨も上がり、高度2,450mの展望台から雄山頂上までの雄大な眺めを楽しむことが出来ました。目の前の山肌は緑一 色に染まり、渓谷の残雪が目にしみました。

 展望台から雷鳥沢を眺めると、眼下に今夜宿泊予定の雷鳥沢ヒュッテが小さく望まれ、30階建てビル屋上から地上を眺める感じで、眩暈がするようです。
 幅1.2m位の石畳の坂道をゆっくりゆっくり休憩を挟みながら1時間半位をかけて雷鳥沢ヒュッテに到着しました。
 室堂平から雷鳥沢ヒュッテまで2q弱だと思いますが、アップダウンが激しく若い人たちは元気良く追い越して行きました。

 40数年前一度地獄谷温泉に行った記憶では平坦な道と思っていました。しかし、現在、既に地獄谷温泉は無くなり、当時とは環境が変わった様です。
 このようなハードな行程とは思っていませんでした。というのも参加者はシニアが中心で中には80歳を越える方も数名おられました。
 もっとも驚いたのは数年前からホルモン療法を受けておられる80歳の腺友の方が先頭を切って元気に山を下って行かれたことでした。

 ヒュッテ周辺には雪渓が残っており気温13度の天然クーラーのなかに浸っている感じで気分爽快でした。6時からの夕食には600円の生ビールで全員無事元気に山小屋に着けたことを祝福しました。
 夕食のメニューは松花堂弁当風なプラスチック皿に盛りつけたものでしたが、味はまあまあの満足できるものでした。
 ヒュッテの部屋は12畳くらいの和室で9人が各自布団を敷き、雑魚寝をしました。

 翌朝特にこれと言った体調に変化が無く7時に朝食、ストレッチ体操後、8時撮影に出発しました。ヒュッテ近くの雪渓周辺を撮影していたところ、隣の「ロッジ立山連峰」に突然ヘリコプターが舞い降りました。どうも病人を搬送するためらしく、珍しい動画が撮れました。
 ちんぐるま等高山植物の花を撮し、色とりどりのキャンプの設営された野営場の風景を撮影しました。一行はその後野営地周辺の雪渓を下り、雷鳥沢の渓流 (称名川の源流)を渡り対岸からの撮影に挑戦していました。私は対岸には渡らず、2時間半くらい周辺を撮影してヒュッテに帰りました。ほかの人達は12時 頃まで4時間近くも撮影活動に従っていたようです。

 12時昼食、暫く休憩後ヒュッテを出発、硫化水素の匂いの立ちこめる地獄谷の噴煙がたなびく歩道を通り谷底からみくりが池温泉までの急坂を休み休み登り ました。午後2時半頃、室堂平に到着しました。室堂平に石碑の建てられている環境庁名水百選の「立山玉殿の湧水」を汲み午後3時過ぎ室堂を出発、5時少し 前に富山に着きました。
 自宅に帰った当日は適度の疲れのため、久しぶりに翌朝まで一回も目を覚ますことなくぐっすり休め、翌朝爽やかに目覚めました。4年前の現役時代に帰ったような快調な体調に驚いている次第です。立山の爽やかな空気と、雷鳥沢の清冽な清水のせいだったのでしょうか。

 帰宅後パソコンで再生画像を見たところ、S200はデジカメ並の小型軽量で重量250gですが、想像以上に鮮明で満足できる出来映えでした。
 

HIFU後2年3ケ月目の血液検査を受けました。  投稿者:tateyama  投稿日:10月31日(火)15時10分2秒
   おがわ様へ
10月27日、HIFU後2年3ケ月目の血液検査を受けました。
 今回の血液検査はホルモン療法再開後9ケ月目です。

 本日の採血ではTOTAL-PASが0.619(前回8月は0.123)に上昇している検査結果のコピーを頂きました。院長先生は今回のPSA上昇は前立腺よりも骨からの影響ではないか、との見解を示されました。しかし、現在胸骨周辺の痛み、及び腰痛などはありません。
 診察料6,730円、薬剤費3,710円(共に1割負担)。

 検査を受ける前、10月25日には永平寺に参拝しました。前日の24日はテレビなどで報じられている湯快リゾート、山中グランドホテルに1泊しました。 中高年の夫婦、女性グループなどで満室でした。私の通された部屋は12畳くらいの和室でテレビもあり壁、畳などは新調さ、其れは快適な部屋でした。
 夕食と、朝食はバイキング方式で材料も中高年向きに吟味してあり、種類も豊富でシティホテルに近いものでした。
 宿泊料金は総て込みの7,950円です。年金生活者には打ってつけのリゾートホテルです。

 ただ、ホテル内の大浴場は循環式沸かし湯ですので、私は循環バス「いい花お散歩号」乗車券(2日間有効300円)を購入し10分足らずの菊の湯(370円)を利用しました。
 菊の湯は最近新築された銭湯で源泉掛け流しの泉質は申分なく、浴室内も広々と清潔に保たれています。

 永平寺には予約していた「永平寺おでかけ号」往復券1.000円を利用しました。山中座発9:00永平寺着9:45、帰りは永平寺発11:30山中座 12:15着を利用し、永平寺内には約1時間半止まることが出来、十分見学と参拝することが出来ました。意外だったのは中国人の参拝者が多く、中国黄檗宗 の僧侶10名足らずの観光団にも出会ったことでした。

 湯快リゾートではチェーンホテル4ケ所を巡回する無料バス(通常バス料金410円)を利用することが出来ます。私はサンダーバードで到着したときは利用できましたが、帰宅のバスは残念ながら5分違いで利用できませんでした。

 ジパング倶楽部の割引往復券(富山〜加賀温泉駅、サンダーバード指定席5,840円)を利用した今回の費用合計は約17,000円でコストパフォーマンス高い初秋の旅を楽しみました。

現在の体調は良好で、早朝1時間の散歩と週2回の社交ダンス講習会を楽しんでいます。毎日を充実して生きていきたいと願っています。
 

1月19日、HIFU後2年6ケ月目の血液検査を受けました。  投稿者:tateyama  投稿日: 1月23日(火)10時28分21秒
   おがわ様へ
明けましておめでとうございます。
1月19日、HIFU後2年6ケ月目の血液検査を受けました。
 今回の血液検査はホルモン療法再開後1年目です。

 本日の採血ではTOTAL-PASが2.587(前回10月は0.649)に上昇している検査結果のコピーを頂きました。今回のPSA上昇が急激であり、再確認のため来月も血液検査をすることになりました。

 検査を受ける2日前の17日ダンス講習会があり、1時間半の練習後下着を取り替え休憩していたところ、気分爽快で活力がみなぎり、その日一日は高揚した 気持ちになりました。そのことを院長先生に話したところ、PSAの上昇過程でその様な話は聞いたことが無いと言っておられました。

 現在、骨転移に伴う、胸骨周辺の痛み、及び腰痛などはありません。
 診察料6,780円、薬剤費3,710円(共に1割負担)。

 現在、体調は良好で、早朝1時間の散歩と、週2回の社交ダンス講習会を楽しんでいます。毎日を充実して生きていきたいと願っています。
 

2月16日、HIFU後2年7ケ月目の血液検査を受けました  投稿者:tateyama  投稿日: 2月20日(火)11時23分37秒
  おがわ様へ
 2月16日、HIFU後2年7ケ月目の血液検査を受けました。
 今回の血液検査はホルモン療法再開後1年1ケ月目です。

 本日の採血ではTOTAL-PASが3.967(前回1月は2.587)に上昇している検査結果のコピーを頂きました。院長先生の説明では、PSAが継 続的に3回上昇した場合は体内の何処かにガンの微少転移が疑われガン細胞が活躍し始めたもので、再燃と判断し新しい治療法を採用しましょうと説明がありま した。
 新治療法としてはアンチアンドロゲン除去症候群(病状が進行した時(再燃)抗男性ホルモン剤を中止することで一時的に病状が軽快することがある)に期待しましょうと言われ、今回はカソデックスの処方はありませんでした。
 現在骨転移に伴う腰椎、脊髄の痛みなどはありません。

 院長先生はセカンドオピニオンを受けた京都大学医学部賀本先生が先日、富山に講演にお見えになり、親しく歓談することができ、勉強になりましたとお話がありました。その際私の病状についても話題になったそうです。
 更に賀本先生の人柄(先生は学生時代ラクビー部に属した明るい陽気な性格)についても色々と院長先生と話が盛り上がり、再燃の話を聞いたにもかかわらず明るい気持ちになった一日でした。

 平成16年1月より6ケ月続けたホルモン療法(リュウプリン3.75mg皮下注、フルタメルク3T/日)は1年6ケ月の中断(H16.7HIFU実施) を経て平成17年12月PSA8.73に上昇したため再燃と判断し、H18.1より再開(リュープリン、カソデックス1T/日)しましたが、1年2ケ月目 で耐性が出たようです。

 最初のホルモン療法開始より3年1ケ月になります。ホルモン療法開始後2年8ケ月位から耐性が出る場合が多いようですが、私の場合はHIFU による中断のため、若干発症が遅れたようです。
 現在、体調は良好で、早朝1時間の散歩と、週2回の社交ダンス講習会を楽しんでいます。毎日を充実して生きていきたいと願っています。
 

4月13日、HIFU後2年9ケ月目の血液検査を受けました。  投稿者:tateyama  投稿日:2007年 5月 4日(金)18時01分13秒
  おがわ様へ
 4月13日、HIFU後2年9ケ月目の血液検査を受けました。
 今回の血液検査はホルモン療法中断2ケ月です。

 本日の採血ではTOTAL-PASが4.839(前回2月は3.999)に上昇している検査結果のコピーを頂きました。カソデックス2ケ月の中断で、PSAが上昇したしたことから、カソデックスに代えれフルタメルク(3T/日)に変更し、様子を見ることになりました。
 現在骨転移に伴う腰椎、脊髄の痛みなどはありません。

 先日風邪を引き、数日休みましたが、その後回復し、体調は良好です。
 2003年末頻尿を契機に診察を受け翌年1月前立腺がんと診断されてから早、3年3ケ月を経過しました。
 HIFUの後遺症も完全に回復し、PSAの上昇を気にせず、10年前の排尿機能を回復したことを喜んでいます。日課の早朝1時間の散歩を楽しみ、毎日を充実して生きていきたいと願っています。
 

HIFU後3年1ケ月目の血液検査を受けました  投稿者:tateyama  投稿日:2007年 8月13日(月)10時52分55秒
  おがわ様へ
 8月2日、HIFU後3年1ケ月目の血液検査を受けました。
 今回の血液検査はフルタメルク(オダイン剤)再開後4ケ月目です。

 採血結果はPASが3.02(前回カソデックス耐性による中止時4月は4.839)に低下している検査結果のコピーを頂きました。
 平成17年12月(HIFU後1年半経過)にPSAが8.73に上昇、翌年1月よりリュウプリンとカソデックス(1B/日)のホルモン療法を再開しました。4ケ月後の5月の検査では0.156に低下、カソデックスの効果の大きいのに驚きました。
 今回のPSA低下率が低いのは平成16年1月から6ケ月間フルタメルクを服用していた後の再開のためかもしれません。しかし、低下は気持ちを落ち着かせてくれました。

 ホルモン療法を開始してから3年7ケ月経過(HIFUにより1年半はホルモン療法中断)しましたが、特にこれと言った副作用は生じていません。強いて言えばスネと、太腿の体毛が薄くなったことでしょうか。現在骨転移に伴う腰椎、脊髄の痛みもありません。

 突然ですが、小生6月24日に東京都江戸川区に転居しました。子供達も東京での生活基盤を確立、富山に帰ることのも無くなりました。家内の30数年来の希望でもあり1年前から転居を計画していました。
 インターネットで検索していたところ幸いUR賃貸住宅で環境が良く、間取りも広く家賃も支払い可能な物件を見いだすことが出来ました。
 今後の治療を引き受けてもらう医院もマンションから地下鉄で30分くらいの診療所をインターネットで探し当てました。

 最近記憶力の衰えと勘違いが多く、無事に引越が完了するか心配しましたが、インターネットの活用と、引越業者に佐川急便を採用したことで100%とはゆきませんでしたが、ほぼ満足できる結果を得ることが出来ました。

 佐川急便は迅速、詳細に見積書を返信してくれ、価格もリーズナブルなものを提供してくれました。事前の打ち合わせも何回か行い、引越の不安解消に努めてくれました。引越前日の午後、4頓車と共に4名の作業員が来所、約4時間で積み込みを完了しました。
 翌朝10時から東京での積み卸しは午後3時頃まで昼食抜きで4人の若者が手際よく作業進めたのには驚きました。
 佐川急便の労務管理の行き届いているのは業界随一ではないかと思いました。
 若干の追加作業にも快く応じてくれ、特に追加費用の請求もなく。当初の見積もり通り25万円でした。

 転居して2ヶ月近くになりますが転居の伴うトラブルも無く、いわゆる東京の水が私の体に合ったせいか、体調は極めて良好です。富山で毎朝実行しいたのと同様、早朝のテレビ体操と荒川堤防周辺の散歩約1時間をこなし、朝食を極めて美味しく頂いています。

 先日も最近オープンした六本木のミッドタウン内のサントリー美術館へ行ってきました。設備と展示品のの素晴らしさに驚かされました。
 60数年前、小学生の頃に見た空想科学映画の都市の中に迷い込んだような錯覚を受けました。

 食堂街も超高級なフランス料理店から、庶民的なリーズナブルな料理を提供するお店も幅広く営業しており、近くの森ビルや東京駅前の新丸ビルとはひと味違った店舗展開になっております。
 ビル周辺の植栽の整備にも力を入れており、都心とは思えない緑と水の環境が整えてあります。

  機会があればぜひ一度ミッドタウンの見学をお勧めします。
 

大塚国際美術館を見学しました  投稿者:tateyama  投稿日:2007年11月30日(金)08時59分18秒
  おがわ様へ

  先月妹の強い推薦と要望により、四国鳴門にある大塚国際美術館を見学しました。

 大塚国際美術館は泰西名画を陶板画で複製した美術館です。私的な一企業が運営し、総事業費400億円を費やしたそうです。公的機関が設置している美術館とはひと味違ったユニークな美術館です。
 入館して先ず度肝を抜かれたのはヴァチカンにあるシスティーナ礼拝堂の実物大の部屋でした。間口20m、奥行40m、高さ16m、天井には画集などで見慣れたミケランジェロの天地創造などが描かれており、首が痛くなるほど感動して眺めていました。
 沢山の名画のうちレオナルドダビンチのモナリザの横では並んで写真を撮るなど、ミーハー振りを発揮しました。

 更に驚いたのは、モネが描いた睡蓮の池と同じ庭が屋上に造られており、コーヒーを飲みながら庭を眺めることができます。又、絵と同じ橋も池に架かっており、橋の上からは数本咲いていた睡蓮を鑑賞することが出来ました。入館前には入館料金3、150円は高いと思いましたが、見終わった感想は満足できるものでした。

 東京からは9:15羽田発SKY103便、10:30神戸空港着、ポートライナー、昼食、13:15鳴戸・淡路エクスプレス号でJR三ノ宮発、15:18鳴戸グランドホテル前着まで昼食時間1時間40分を挟んで、約6時間の旅行でした。航空券、バス乗車券は座席指定も含め、総てインターネットでの予約と代金支払いが出来ました。

 到着したホテルでの夕食は鯛の姿作り、鯛のしゃぶしゃぶ鍋、鯛頭の荒煮など鯛尽くしの結構な料理でした。料金は一泊2食一人18、900円は割安に感じました。今回の旅行では鳴戸・淡路エクスプレス号の2時間の乗車が少し体に堪えたようで、夕食にいただいた生ビールコップ一杯ですっかり酔っぱらってしいまいました。こんなことは此までに経験しなかったことです。

 翌日、大塚国際美術館を見学後、鳴門海峡を観光する小型観潮船に乗船しました。残念ながら大潮の時間を外れていたため、渦潮は見学できませんでした。しかし大鳴門橋下の潮の流れに乗って橋脚の横にある岩の間を20分間、クルージングを楽しみました。乗船者は妹と私二人だけで、乗船料1、500円/人では赤字ではなかったかと心配しました。
  15;00大塚国際美術館前でバスに乗車、17:05三ノ宮バス停着、その日は東横インに宿泊。翌日新幹線で帰りました。体調はおおむね良好で美味しいものを食べすぎ、体重増加とメタボリックシンドロームが気になった旅行でした。

 平成17年12月D2(胸骨への転移)と診断が確定してからホルモン療法を再開し、28日ごとのリュープリン皮下注射と、抗アンドロゲン剤のカソテックス、フルタメルク、オダインと錠剤を変更して1年9ヶ月(中断2ケ月を含む)、これまで特にこれと言った副作用もなく元気に生活を楽しんでいます。
 

癌研究会有明病院で診察を受けました。  投稿者:tateyama  投稿日:2007年12月18日(火)07時58分58秒
       
おがわ様へ

 12月5日癌研究会有明病院で診察を受けました。11月、3ヶ月目の血液検査を受けたところ11月30日の結果説明で、PSAが前回8月の3.02から5.02 に上昇したことが判明しました。
 病期の転換点ではないかと思われたので、腺友などからお勧めの癌研有明病院の医療連携室(03-3570-0541)に電話、12月5日に予約を入れていただきました。

  ゆりかもめ有明駅に降り立つとパールグレーに輝く巨大な衝立に似た病院の建物に驚かされました。総ガラス張りの玄関前にはシティホテルのドアマンのような制服制帽姿の警備員に出迎えられます。
  玄関を入ると、そこは広いロビーで奥の人の顔も定かに見極められないくらい広々としています。右手の総合案内で来意を告げたところ、色白で女優さんのようなお嬢さんから、にこやかに爽やかな挨拶を受けました。一瞬病院ではなく一流ホテルのロビーに立ったような錯覚を受けました。

  新患受付では待つこともなく若いお嬢さんが笑顔で診療手続きなどを手際よく説明していただきました。呼出受信機の貸出を受け、診察には時間があったのでロビー奥にある芝の手入れが行き届いた庭園の日だまりで日向ぼっこを楽しみました。

 担当の主治医は提出したH19/12/03日付東京の診療所と、H19/06/13日付富山の病院の診療情報提供書及び、「貴院の診察を受ける目的とお願い」を見ながら典型的なホルモン療法耐性発現期間です。今後の治療法は現在のオダイン服用を来月10日まで中止、抗アン
ドロゲン交替療法としてカソデックスを使用してみますが、効果はそれほど期待は出来ま
せん。
 その後は、女性ホルモン剤のエストラサイト、ステロイド剤と進めてゆきます。又、ホルモン療法が長く骨が弱っているので、骨を強くするベネット、ゾメタの投薬も考えますとテキパキと手際良く説明され、何かすっきりしました。その間約40分間です。
 6日の骨シンチ施行の予約も入れていただき、翌日骨シンチの結果説明では前回の胸骨以外には転移は無く、病期はStageD2.8位ではないかと言われました。
 診療費は1割負担で初診分は1,190円。翌6日の骨シンチは5,930円でした。
 本院のように充実した設備と、良く訓練の行き届いた多くのスタッフ、医師を揃えながら一般の医院と同額とは驚きでした。どのような経営主体によって運営されてるのか知りたいものです。

 有明病院のすごいと思ったのは、癌の診断と治療もさることながら、受付から診察までの手続きの手際よさ、呼出受信機の備付け、清潔感溢れるロビーの雰囲気など患者の心理面に配慮したソフト面での素晴らしさでした。特に総合案内のお嬢さんの笑顔は不謹慎ですが、又会いに来たくなるような雰囲気を備えておられます。不安を抱えながら訪れる患者に救いと癒しを与える心憎い配慮がなされています。

 私もこのような素晴らしい病院で診てもらえる幸せを実感し、高揚した気分になった2日間でした。


「貴院での診察を受ける目的とお願い」

1.平成18年1月20日ホルモン療法再開後PSAが基準値4.00を下回っていました が、1年11ケ月ぶりに平成19年11月20日5.02に上昇しました。
 病期(stage)の現状(2年前に骨シンチを実施しましが、再度骨シンチ等を施行する必要 性の可否)を診断していただけないでしょうか。

2.貴院の化学療法科では癌の先進的化学療法剤の研究が進んでおり、症例も多数蓄積されているとうかがっています。
 私の過去の治療実績、年齢をふまえ現在のホルモン療法を継続すべきか、それとも別のホルモン製剤を含む、化学療法剤に変更するのが適正なのか、ご検討いただき貴院での投薬、治療を希望しています。
 体調は概ね良好で、自宅から約1時間の通院は可能です。

3.現在診てもらっている診療所の先生は放射線治療を示唆してくださいました。私の現 在の病期と病状は放射線治療の適応症なのか診断をお願いいたします。

  以上の点についてご検討頂き、今後の治療方針についてご指導を賜りたくお願いに上がりました。

                     平成19年12月5日
 

平均寿命を超えました  投稿者:tateyama  投稿日:2008年 2月23日(土)20時09分11秒
  おがわ様へ

 小生今月で79.75歳に成りました。しかも自立して生活できる健康寿命で迎えることが出来ました。昨年発表された厚生労働省の平成18年簡易生命表によれば、全国平均寿命が79歳。また、平成17年の都道府県別に見た平均寿命は富山が79.07歳、最も長命の長野が79.84歳になっています。
 平成16年1月前立腺癌と診断されてから4年1ケ月になります。診断時主治医に私のようなStageCの患者は平均何年生存できそうですかとの質問に80歳でも元気な人が沢山いらっしゃいますと言われ、何か気休めを言われたような気持ちになったことを覚えています。現在その言葉が現実性を帯びてきており、同年7月に受けたHIFU治療の有効性と、その後の適切なホルモン療法が成功したのではないかと感謝しています。
 StageC患者に対するHIFU適用には色々と議論があるようですが、後遺症、副作用の程度、また4年前の治療装置の設置状況からすると一つの選択肢として適切であったと現在考えています。

 今月20日湯島天神に参拝しました。第51回梅祭りが開催されており、テント張りの露店も出て大勢の人で賑わっていました。しかし梅は残念ながら白梅がちらほら咲きの1分咲きでした。神域は思ったよりも狭く境内には泉鏡花の文学碑があり、背景にして写真を撮ってきました。
 地下鉄上野広小路駅から湯島天神に向かう途中行列の出来ているお店があり何事かと見ると数日前テレビのちい散歩に出ていたお菓子屋さんでした。東京は人口が多いせいかテレビなどに出ると直ぐに話題になり行列が出来るようです。
 私もテレビでタレントが食べたおこわを買ってみました。おこわの中に梅干しなどが入ったお握りのようなものでまずまずの味でした。そば屋で昼食後、上野公園不忍池に回りましたが、池全体に蓮が繁茂し、枯れ枝で埋まっているのに驚かされました。11時から4時過ぎまで約5時間の散策(歩数計では10,500歩)でしたが疲れも感ぜず体調が良好なことを感謝しています。

 翌21日は有明病院で抗アンドロゲン交替療法の効果を確認する日でした。予想通り効果はなく、PSAが12月5日の5.74から9.47に上昇していました。主治医の説明で貴方のPSAの上昇は緩やかですからエストラサイトは効果がありますと言っていただき気分が明るくなりました。
 これからの新しい薬として女性ホルモン剤エストラサイトは1日2錠、血栓予防のバイアスピリン1日1錠、胃酸の分泌を抑えるタケプロンOD錠1日1錠が処方され、28日分で4,370円でした。リュウプリン注射、カソテックス錠を飲んでいたときに比較し治療費は約半額になりました。

 ホルモン剤を変更して2日経過しましたが、これと言った副作用も感ぜず朝の目覚めも爽やかです。特に昨日今日の東京は気温が高く気持ちの良い天気に恵まれ毎朝1時間の散歩を楽しんでいます。

これからのご活躍をお祈りいたしております。  投稿者:tateyama  投稿日:2008年 2月25日(月)18時32分14秒
  ほそい様へ

 小生の投稿が「大変参考になりました」とのこと有り難うございます。
 今考えてみると、HIFU後一ヶ月目くらいが一番苦しく絵陰部の痛みで夜眠れないことも何回かありました。しかし39日目にバルーンカテーテルを抜いてからは其れまでの痛みが嘘のように無くなり順調に回復しました。
 ほそい様には最近下半身を気にせずに自営業を働けることが出るようになられたそうで、心からお慶び申し上げます。

 私は62、3歳頃から其れまで努力してきた成果が漸く実を結び受注も順調に伸びるようになりました。リタイヤーする75歳までが人生のうちで最も充実し、社会的にも認められ、収入も増加し、資産も増やした時期でした。
 ほそい様もこれからが頭も冴え、体力もあり、更に社会的信用も付き人生の収穫期を迎えられる時期になられました。とは言っても若いときほどの体力は期待できませんので、体調管理には充分配慮されご活躍されるることを祈っています。
 小生宛の投稿を頂き本当にありがとうございました。これからも宜しくご指導下さいますようお願い申し上げます。

がん研有明病院に化学療法のため検査入院しました。  投稿者:tateyama  投稿日:2008年 4月14日(月)13時08分27秒
  おがわ様へ

平成20年4月3日から4泊5日間、がん研有明病院に検査入院し、ドセタキセルの治療を受けました。
3日、4日の両日は体重、身長、X線撮影、心電図、血液検査、検尿、血圧などの検査を受け、入院主治医O先生から検査
詳細情報と、ドセタキセルの副作用及び、その対処法等を30分以上詳細な説明を受けました。
検査結果によると今回(04/03)のPSA2.50は前回検査(03/13のPSA8.37  02/21のPSA9.47)に比較し大幅に改善していました。

03/13に女性ホルモン剤エストラサイトの効果を調べたところPSAは8.37に低下していましたが、肝臓機能を示すGPT(ALT)
が260が増大したため、エストラサイトは中断せざるを得なくなりました。服用後10日目位から副作用と思われる
違和感が胃のあたりにあり、食欲不振におちいりました。
そのため、03/13からはステロイド剤とその副作用を抑えるタケプロンODの処方を頂くと共に、ドセタキセルでの治療の
ための検査入院予約(04/03)をしました。
2週間後の03/27に肝臓機能GPT(ALT)を調べたところ、57に改善して食用不振などのエストラサイト副作用は大方解消して
いました。

04/04入院主治医O先生は、外来主治医のM先生とは少し異なる切口で、詳細明確な解説があり、私の質問にもテキパキと
納得できるお話しをして頂きました。翌日からのドセタキセルの第U相臨床試験の同意書にサインお渡ししました。

翌5日は9:45からセロトーン+デカドロン(ステロイド剤)の混合液50cc を15分かけ、10:00からは、約2時間をかけ
ドセタキセル262ccの静脈注射を受けました。
6日はシャワーを浴びるなど副作用を注意しながら安静にしていました。特に目立った副作用は有りませんでしたが、
毎日朝にあるお通じかなく、就寝時便秘薬ブルゼニド錠2錠を飲んで休みました。その日は特に副作用もなく、
食欲も充分にあったこともあり、翌7日10時退院に決まりました。

7日は10時会計職員が持参した入院費用請求書(\55,450)と退院証明書を受け取り同室者3名に退院挨拶をしました
。同室者は何れも前立腺癌手術を受けた50歳位と60歳代の若い人達でまだ1週間以上入院予定とのことです。

ドセタキセルの第U相臨床試験の結果をお知らせします。  投稿者:tateyama  投稿日:2008年 7月17日(木)13時54分55秒
  おがわ様へ

  ドセタキセルの第U相臨床試験の結果をお知らせします。

4月3日から4泊5日間、がん研有明病院に検査入院し、治療(ホルモン不応性前立腺癌に対する
ドセタキセルの第U相臨床試験)を受けました。
  ドセタキセル注射後10日目位から風邪を引いたときのような違和感を体に感じるようになりました。
周りの人から苦しそうですが大丈夫ですかと声をかけられる状況でした。12日目の朝からは、
想定されていた頭髪がゴッソリと抜け始めました。
 4月17日の診察時の血圧、脈拍数は79-58-124と低血圧で、非常に息苦しく感じる状況になりました。
ステロイド剤のリンデロン錠とタケブロン錠の2剤だけの処方をうけました。診療費は700円でした。

  当初計画では4月28日に2回目のドセタキセル注射を予定していました。しかし血圧低下が激しく息切れも
あったことから中止し、ステロイド剤のリンデロン錠とタケブロン錠の2剤だけの服用になりました。
PSAは4月4日の2.50から1.59に低下しました。
 今回は血液検査のみのため、診療費は230円でした。
 体調は良好で特にこれと言った痛みや副作用と思われる障害(頭髪の抜けるのも収まりました)もなくなり
早朝の散歩を楽しんでいます。

  5月8日の診察ではPSAが更に低下し1.24になりました。そこで、ステロイド剤のリンデロン錠とタケブロン錠
の2剤を継続することになりました。診療費は2,020円です。

 6月12日の診察では、PSAが1.23とほぼ横ばいになりました。現役時代にもなかったくらい体調が極めて
良好で、気分も優れていると主治医に申し上げました。
 主治医からは、男性ホルモンが増えている可能性が高いので、3ケ月有効のリュープリンの注射をしましょうと
説明を受けました。今回もステロイド剤のリンデロン錠とタケブロン錠の2剤を継続することになりました。
今回の診療費はリュープリン注射が加わり10,900円です。次回診察日は6週間後の7月24日です。

 昨年末には平成16年1月に前立腺癌Stage Cと診断されてから約4年になりました。此までのホルモン療法に
耐性が生じPSAの上昇が生じました。やむを得ず、12月5日癌研究会有明病院に転医、診察を受けました。
 主治医からは、今後の治療方針としてはエストラサイト服用を2年ほど続け、それ以降はドセタキセルの注射が
標準的治療法ですと説明を受け、治療を受け入れました。しかし、いずれも副作用が激しく継続することが出来
ませんでした。
 しかし、7月現在ステロイド剤とタケブロン錠の2剤だけの服用でPSAも低位で安定し、体調も良く元気に
毎日を楽しんでいます。

 ドセキタセルの注射後3ヶ月目の7月現在、人差し指、中指、親指の爪の生え際から6分目から8分目あたりに
深い横筋が出来ました。更に横しわの先の部分の爪の色が変わっているほか、縦皺も見られ、ドセタキセル
注射が体に与えた影響の大ききさをしめしているようです。注射以降、首の周辺にあった
直径3o位のイボが0.5o位に縮小しました。此もドセキタセルの作用の現れでしょうか。

白内障手術を受けました。  投稿者:tateyama  投稿日:2008年12月 8日(月)14時10分53秒
    おがわ様へ

 10数年来診てもらっている眼科医から今年6月半ば、右目の白内障が進ん
でいます。そろそろ手術を考えたらと告げられました。眼鏡をかけることで不
自由なく生活できることから、つい躊躇していました。
 ようやく、9月5日秋葉原のM病院眼科に紹介状を持って受診しました。

 その際、M1b stage4  胸骨Th7、8に転移のあるS3年生の再燃末期の前立腺
癌患者であり、リュープリン3ヶ月分の注射、並びにステロイド剤のリンデロ
ン錠とタケプロンを1日1回服用していると主治医に説明しました。しかし、全
く問題ないようでした。

 診察の結果、右目が水晶体内部が硬くなる核白内障で、手術には高度の技法
が必要であると説明を受けました。左目と同時に手術を受けるため、3泊4日
の入院になりました。
 大部屋では来年2月以降の手術になると言われ、早い手術が受けられる15
階個室を申し込みました。

  11月5日に右目、6日に左目と二日間にわたって手術を受けました。
 当初考えていたよりも手際良く素早い手術で右目は20分、左目は13分く
らいで、あっという間に終わりました。
 眼鏡なしでこのメールを打っています。もっと早く手術を受けるべきであっ
たと後悔しています。
 ただ、傷口の感染予防のため術後2〜3ヶ月は、1日4〜6回3種類の点眼
薬を注すこと、手術後5日間は毎食後抗生物質などの服用がありました。
 当分の間自転車による坂道の登坂、重いものは持たない、海外旅行の禁止な
ど制限が課せられています。今月半ば過ぎまで普通の生活には戻れないようで
す。本人にとって手術は簡単に終わりましたが、後のアフターケァーが大変で
す。

 11月16日早朝の散歩の際、いつも見慣れている公園にさしかかりました。
霧雨を透して、緑の生け垣を前景に、色鮮やかな紅葉に彩られた桜と、モチな
どの常緑樹の混在している風景が奥行きのある立体像として捉えられ、思わず
見とれました。
 これまでは、左片目の眼鏡を透し、霞がかかった平面画像を眺めていたこと
に始めて気づきました。

 80歳も過ぎると感動することが少なく、この様な感激を与えてくださった
M病院眼科で手術を担当していただいたA部長様、並びにスタッフご一同に感
謝の気持ちで一杯です。

 ステロイド剤治療を受けている前立腺癌の末期患者でも白内障手術が成功し
たことを喜ぶと共に最新の技術進歩の恩恵を受けれたことに感謝しています。

  両眼が良く見えるようになって一番ショックを受けたのが、鏡に映った自分
の顔が余りにもシミやシワが多い老人の顔が写っていたことでした(笑い)。
 人生には、良い面があれば、同時に悪い面もあるものであるという、諺の良
い事は二つなしを実感した2週間でした。


  癌研有明病院での7月24日の診察では前回6月12日と同じ、リュープリ
ン3ヶ月分注射、ステロイド剤など91日分の処方を受けました。PSA0.
60に低下しました。

 9月11日の診察では7月と同じ注射と、同じ処方91日を受けました。P
SA0.40に低下しました。
 次回の12月4日には骨密度検査と、リュープリン3ヶ月注射があります。

骨密度検査を受けました。  投稿者:tateyama  投稿日:2009年 1月26日(月)13時56分53秒
  おがわ様へ

 明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願い申し上げます。

 昨年12月4日X線による腰椎正面の骨密度検査を受けました。平成16年1月ホル
モン療法(フルタメルク3錠/日、リュウプリン3.75mg皮下注射/1ケ月間隔)を開始し
てからほぼ5年を経過して初めての検査です。

 主治医の説明によると骨密度は、許容範囲の下限で、標準より約20%下がっており、
ベネット錠17.5mgを処方しますとおっしゃいました。1週間に一度起床直後にコップ一
杯の水と一緒に飲むステロイド剤です。
 7週経過しましたが、特に副作用はなく元気に過ごしています。

 今回も、3ヶ月に一度のリュープリン注射を受け、ステロイド剤のリンデロン錠とタ
ケプロン錠各91日分の処方をもらいました。
 PSAは0.32と低位安定しています。次回は3月5日のため、91日間行動の自由
が確保され喜んでいます。

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