還暦つれづれ草


いよいよ山菜シーズンだ

急に暖かくなって桜が満開のところもあるとかで、今日テレビで大野市の山間部で山菜採りが始まった
として、その様子が伝えられた。コゴミやワサビ等を採っていたようだ。そこでカミさんとタラの芽を採りに
すぐ近くの山(丘か?)へ登ってみた。 昨年散策してタラの木が沢山あるのを確かめておいたところだ。

道沿いの木は、すでに採られた跡があったが、全体的にはまだ芽は小さく、薮の中で苦労したわりには
収穫は極小さいものが少しだけだった。これでは天ぷらにしても掻き揚げにしなければならないなあと思
いながら、あと何日かしたらもう一度来ようと話ながら引き上げた。

登山口には7〜8本ものスキーのストックが置いてあったが、これがおおいに役立つことになった。タラの
木はトゲだらけなので、木を掴んで曲げるわけにはいかない。そこで、ストックの先の輪を利用して木を手
の届くところまで曲げて引き寄せ芽を摘むのだ。しかし、やたらタラの木があるので、足下不安定の斜面
でよろけたとき、右腕でタラの木に寄りかかってしまい、ひどい痛みで、家で見たら服の下はキズだらけに
なっていた。

晩飯には勿論タラの芽の天ぷらだ。なかなか美味しい。しかし、天ぷらはタラの芽だけではない。いくら
大根おろしを沢山食べても脂っこくてもたれてくる。どうもおかづが天ぷらばかりというのは戴けないので
ある。もういいと云う程食べたのに天ぷらはまだ余っている。夫婦二人だけなのに沢山揚げたものだ。

('05年4月7日)


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