還暦つれづれ草


セナラ&ゴルフ パート3


狂牛病騒ぎは、全国の牛肉を扱う業者に深刻な打撃を与えています。自殺者も出たとかの報道も
ありましたが、農水省の対応の仕方も問われるところです。

焼肉セナラも例外ではありません。普段なら混み合う土日の夜も閑古鳥がないているのです。日曜
の夜、広い店内にアベックが一組という有り様でした。 いつも停めるのに苦労する駐車場もガラ空、
入り口の自動ドアが大きな音を立てて開くたびに、「ムムッ」とばかりそちらに視線が向けられるので
すが、多くの場合、お客ではなくて単に話をしにくる身内のような方達ばかりなのでした。

でも、こういう時に来店されるお客さんは幸せです。心のこもったサービスが待ち受けているからです。

我慢の日々が続いています。報道によれば、焼肉店で構成する全国焼肉協会の会員企業を対象に
した調査では、10月1日から10日にかけての売上高が前年同期の半分を下回った事業者が、回答の
76%に達したとありました。大手スーパー等量販店の牛肉売上も、前年同期に比べ3割〜7割程度
の落ち込みだとか。国民が安心して牛肉が食べられる様、国の確固とした対応が早急に求められて
います。受けた損害は誰も保障してくれないのです。私たちも事情を正しく理解して、やたら風評に惑
わされない様に心しなければならないでしょう。

こうなると、いつものゴルフ談義も湿りがちです。あのいつものおばさんパワーを集めて、ゴルフ談義
に花を咲かせ大いに盛り上がって、早く閑古鳥に何処かへ飛んでいって貰いたいものです。

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広辞苑によりますと、「かんこどり」は「カッコウドリ」の訛か、閑古鳥は当て字、とありカッコウということ
らしいです。かっこうが啼く雰囲気は「閑寂なさま、物淋しいさま」という感じですね。

憂き我をさびしがらせよ閑古鳥    芭蕉   (嵯峨日記 芭蕉48歳のとき)

(’01・10.16)



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