還暦つれづれ草


沖縄の印象

沖縄が初めてなら関西国際空港も初めてだ。もっとも飛行機に乗ること自体滅多にないのだが。関空で
手荷物検査のとき、ズボンのバンドを外し、靴を脱がなければならなかった。靴は今回の旅行のために
買ったばかりで、踵が高い物だったので、底を調べたのだろうか。ところが、沖縄から発つときには何も
調べられなかったのである。空港によりずいぶんと違うものだ。

那覇空港は綺麗な花々に彩られていた。 街の中の街路樹にも鮮やかな赤い花を付けた樹があるし、
高速道路の のり面には黄色い花が多く、赤や赤紫の花も沢山見られた。 街の中にはハイビスカスの
赤い花があちこちで見られる。見慣れない花ばかりだ。


ガジュマル

街を走る車は割と小型の車が多く見受けられた。当たり前の話だが、みんな沖縄ナンバーで、5日間で
2台だけ他県のナンバーの車を見た。観光地で見る車はレンタカーが殆どみたいで、空港ではいろんな
レンタカー会社がひしめいていた。

樹相というのだろうか、本土とは全然違う。ガジュマルしか知らないが、根が地上1m位のところから出て
いる樹木が多い。気根というのだろうか。街路樹にもつかわれていた。街路樹は道路によって異なる樹が
使われている。クスの木通りは豊かな枝葉が道路をすっぽりと覆い、涼しげな日陰をつくっているのだった。
街路の裏手の遊歩道に入ると、ジャングルの中の様な感じのところがあるし、知らない果実がたわわに実っ
ていたりする。如何にも南国らしい。 ハブがいるかも知れないと思うと、道から外れるのが怖い


優雅な踊りだった

車で走っていると、やたら金網で囲まれた広大な米軍基地が目に入る。基地と基地の隙間の路の奧に
ぽつんと町役場があったりする。

ニヘデ・ビールが美味しかった。 玉泉洞という鍾乳洞の地下水で造った地ビールだという。 なんでも
国際的なコンクールで金賞を受賞したそうだ。地元でニヘデビルという言葉は「ありがとう」という意味だと
のことで、ビールの名前はそれに引っ掛けたのだろう。

夜のゲート通りは外国人ばかりのようで、店の看板は殆どが英語だ。衣料品店やクラブみたいな店が目
に付く。沖縄は夜型の街らしい。昼間は暑いせいもあるのだろう。

沖縄の伝統的な家庭料理を食べさせてくれるお店で、ゆっくりと食事をすることが出来た。珍しいものば
かりだったが、美味しく食べられた。 ビールを飲んだが、ここは泡盛でも飲むべきだったかなと思った。
今回、沖縄らしい強いお酒は一滴も口にしなかったのが少し残念な様な気がしている。

昼飯に沖縄そばというものを食べてみたが、これだけはいただけなかった。 福井でおろし蕎麦を普段
食べている人は、多分みんな口に合わないと思われる。うどんに近いものだが、いろいろな種類があるら
しいので、1回食べただけでは判らないかも知れないが。

沖縄は晴れると陽射しがきついが、滞在中はそんなに暑いとは思わなかった。福井へ帰ってからの方が
暑いみたいなのだ。


海は明るくて綺麗です

('05年8月6日)

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