還暦つれづれ草


孫と行く沖縄

孫と云っても二人ともオムツをしているので、息子夫婦は大変だった。息子の嫁さん・ともちゃんが沖縄育ち
なので、そのネットワークを活用して、いろいろと手配してくれて、なおかつガイド役を勤めてくれた。私達爺
ちゃんばあちゃんは、ただ付いて歩くだけなので、楽ちんと言えば楽ちんだったのだが。

しかし、何処へ行くのもオムツの交換があるし、お腹が空いては泣くし、眠くなってはグズルし、側で見ている
だけでも大変なのだ。 片方でまたウンチをしていると騒いでいると、もう片方ではウンチがはみ出て服に付い
たと大騒ぎとなっている。大人も、沖縄に来て快便快通だとか、やっぱりなかなか出ないと云うのやら、ウンチ
関連の話が多いのだ。


舞台に連れて行かれた真ちゃん

ともちゃんは、沖縄の海で遊んで育っているので海水浴にこだわるし、おばあちゃんは8ヶ月の真ちゃんを海
水に浸けることにこだわる。皮膚が強くなるとかなんとかと云うのだが、災難なのは真ちゃんで、車に揺られ
て夕方、海水浴場に連れて来られて、波打ち際に座らされたのはいいが、思わぬ波が来て後ろにひっくり返
り、顔の上を波が通り過ぎて行ったのだ。これに懲りて、今度はおばあちゃんが真ちゃんを抱えて海水に浸け
ようとしたのだが、かのおばあちゃんは、何かに足を取られてよろめいて、またしても真ちゃんは顔から海中に
突っ込んでしまったのである。まさに受難の日だった。


この後 風が出て来てタオルケットを頭からかぶることになる

翌日は、午前中に爺ちゃんばあちゃんが泊まったホテルのすぐ前の施設の整った海水浴場になった。真ちゃ
んは海水に浸かったが、間もなく眠くなって眠ってしまったので、ひと張り何百円かの貸しパラソルの日陰に
寝かされたのだ。しかし、台風9号の前触れか、風が強くなって、砂が真ちゃんに降りかかる。顔をタオルで
覆ったりしたのだが、その内そのタオルを押さえていないと風で飛ばされそうになる。そんな訳で耳の中まで
砂が入り込んだし、目に入り込んでキズが付かないかと心配だった。今日も真ちゃんにとってはあまり良い日
ではなかったようだ。それでも真ちゃんは、いつもニコニコととても良い子なのである。

('05年8月5日)

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