福井の小さな山歩記
三床山(’00・10・07)
登山口まで車で15・6分という近場で、往復2時間ちょっとの山歩きを味わえる手頃な山、
三床山(みとこやま)(280m)を,かみさんと歩いてきた。
県道鯖江織田線のトンネルの鯖江側入り口直前を右手へ登って行く林道が登山口と思わ
れるので、林道入り口に車を置いて歩き出す。土曜日の午前中と云うのに県道は車の通
行が多い。
何百メートルかの林道は、そろそろ終わりを迎える萩の花が咲き乱れていて、ちょっと触る
と花が散る。林道が終わり、右手の階段を上がると、あとはなだらかなほぼ一直線の道だ。
左手の林は,ずーっとビニールの紐で囲ってある。茸でも採れるのだろうか。季節がら足下
には色々な茸が生えていて、10種類位いはあった。
三床山山頂の三角点
昔、山城があったというので、何百年も前から踏み固められた歩きやすい尾根道が続き、や
がて目指す山が見えてきて、少し登ると頂上かと間違うような広い所に出る。
しかし何も標
識が無いので,さらに左手への道を暫く行くと頂上に到達する。
山城等についての説明書きでもあるかなと期待していたが、それらしい物は無くて「御床ケ
岳城塁跡」と「戦いの雄叫びこもる三床山」と,それぞれに書かれた柱が建っていた。「式内
佐々牟志神社 旧御殿跡」というのもある。
鯖江の方角の展望は良く、腰を降ろしてチョコレートなどを食べる。今日は腰に水筒と,カメラ
とチョコレートなどを詰めたウエストバッグを付けてきただけなので、お昼までに家に帰り着く
ように,しばらく休んで下山した。
途中の道から見る三床山 右手の方と思われる