久須夜ケ岳

今日は北の方の展望の良い山の予定だったが、雨の可能性が高いので県内の久須夜ケ岳(619m)に
変更となった。昔登った(降りた?)人がいて、一度は歩いてみるのもいい山だということだったのである。

小浜の街を迂回して無料になったエンゼルラインを登って、展望台の下のトイレのある駐車場に車を置い
て、まずはそのまま体慣らしに頂上を往復したのである。往復15分くらいだろうか、頂上の三角点はドデ
カイアンテナ群に囲まれていた。まだ8時半頃だった。それから身支度をして蘇洞門の大門小門へ下るた
めの登山口を8時45分頃通過した。この山は頂上から海面まで下って、そして登り返す山なのである。



泊乗越 泊へ下る道も認められる

登山道は山道らしいなかなか雰囲気のいい道で、落ち葉を踏んで下る。20分程で泊乗越に出る。海岸沿
いは断崖続きで山を越えないと、半島の反対側へ行けなかったため泊から登ってここを越えたのであろう。
雨がぱらついていたが濡れるほどではなく、そこから急な斜面をジグザグに少し下ってから、斜面に付けら
れた細い道を横に歩いて蘇洞門に続く尾根に出る。この尾根がなかなかいい道だった。自然林だから種々
の樹木があって趣がある。しかし登り返さなければならないのが気になる下りなのだ。

 

蘇洞門の大門小門にて

やがて波の音が聞こえ、石の階段を下りると大門小門に着く。断崖に囲まれて遊覧船が付けられるように
なっている。ここまで1時間半弱だった。朝が早かったのでここで食事をしてゆっくり過ごした。蘇洞門巡り
の遊覧船が運航されているかどうか判らないが、船以外はこの山道を降りて来なければ来られない処なの
である。2時間ばかりの登り返しは汗をかいたが、猿の鳴き声を聞きながらゆっくりと登り返した。一度は歩
いてみていい山だと思う。

時間が余ったので「福井県立若狭歴史民族資料館」へ寄って見学した。今日は100円の入館料が無料だ
からという人がいたのだ。よく調べているものだと感心する。温泉は三方の天然温泉レピアの湯。塩味のす
るお湯で、こじんまりとした建物、400円で石鹸が置いてなかった。

('03年11月16日)
2万5千分の1地図 「鋸崎」


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