還暦つれづれ草
風邪にてダウン
古木山の翌々日、咳がでたり熱っぽくなってきて、例によって葛根湯の液剤を飲んだ。 ところが2日
経っても回復に向かわず、三日目についに病院へ行くことになった。風邪で病院へ行くのは久振りの
ことだ。
5日分の薬を貰い1日分を飲み終わった段階で、まだ微熱があって調子は良くない。それどころか夕方
から寒気がして熱が上がってきたらしい。結局この一週間は駄目だろう。歳を重ねると治るのも時間が
かかるのだろう。熱があると、常に顔面神経痛とでもいうのか、上下の歯の根元がガアーンと痛みをも
っていてとても苦しい。薬のせいで胃も悪くなってきたみたいだ。
熱があったりして倦怠感に襲われていると、急に弱気になるのが判る。体に全く異状が感じられないの
に前立腺癌と言われても、ピンと来ないのと対照的だ。前立腺癌は進行は遅いし、早期発見ならば治
療方法も幾つもあって、いまや何の心配も要らない病気のように思える程だ。何でも病気は早期発見が
重要だ。
弱気になる話だが、この調子では当分山歩きはできそうにないという気がしてくる。それに、この数年間
割と落ち着いていた胸の圧迫感というのか、あごから胸にかけての酸素欠乏みたいな症状が昨日今日
と立て続けに襲ってきた。それもかってない強さだ。狭心症だろうか。汗を沢山かいて水分が不足して血
液が濃くなっているのではと、あわてて水を飲んでみたりする。便秘もひどいのでそのせいもあるのかも
知れない。痰もひどいし、このままごろごろっと喉を詰まらせて逝ってしまう可能性もあるのかななどという
思いも浮かんでくるのだ。
まあ、将来はどっちみち山歩きの回数は少なくなってくるだろうから、このところ、古寺やお地蔵の資料
を集めて整理したりしている。先日も古本屋へ行って話を聞いてきたが、そういった書籍は需要が多くて
出てもすぐに売れてしまうとのことだ。図書館にあるものを利用する以外に手はないらしい。
まあ、なにはともあれ早いところ熱が引いて、外をぶらつける様にならなければ物事は始まらないのだ。
('05年3月12日)
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