還暦つれづれ草


風邪

風邪を引いてしまった。最初は喉が非常に痛くなった。夜る寝るときも苦しかったので、喉の患部に薬液が
直接届くスプレーを薬のスーパーで買ってきた。しかし、書いてある様にはうまくいかない。ノズルが短いの
で、喉の奧の粘膜にうまく届かないのである。このタイプのものは何種類もあったので、たまたま私の選んだ
ものが良くなかったのかも知れないが・・・・。

次の日から鼻水が出るようになり、腰が痛くなってきた。普段から腰は曲がらないのだが、ますますひどい。
トイレでお尻を拭くのも辛いのだ。それに、寝ているとき、膝の関節が痛んだりして、多分微熱がでているの
だろう。しかし、食欲だけは衰えない。

この様にあちこち痛んだりして倦怠感に襲われると年のせいもあるが、もうボロボロでこのまま駄目になって
しまうかのように感じてしまう。気力が萎えてしまうのだ。それでも家にあった健保組合から支給された葛根
湯エキスとかを飲み続けたら症状はだいぶ改善されてきた。私の小遣いの為にも健保組合のためにも、なる
べく医者にかからないようにしなければならない。来年からは本人負担が3割になることだし。

私は子供の頃からよく高熱を出した。すぐに扁桃腺が腫れ化膿したのだ。あの頃はすぐにアスピリンを飲まさ
れ、フトンをいっぱい掛けられて汗を出したのだ。よく天井がぐるぐる廻って見えたものだった。そばでは祖母が
縫い物をしていて、火鉢ではやかんがちんちんと音をたてていたのが想い出される。

そして大人になり会社へ勤めるようになっても休暇のほとんどは扁桃腺のために消えたのだった。しかし最近
はあまり風邪を引かなくなった。人混みの中へ出なくなったためか、あるいは山歩きが体力増強にやくだって
いるのだろうか。

今日は金曜日、明日明後日は山歩きは難しい。散歩でもするか。

(11月29日)


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