福井の小さな山歩記



朽木の山・蛇谷ケ峰

今日は土曜日、カミさんが山に行きたいと言うので、明日の日曜日はゴルフだとのことだから、少し
軽い処を見繕って蛇谷ケ峰(901.7m)に決まったのだ。それも下山してから車まで舗装道路を歩い
たりしない簡単コースにした。朽木いきものふれあいの里に車を置いて、そこに戻るというコースだ。

よく整備された緩やかな道が続く。斜面に付けられた平坦な道も長く、楽ちんにカツラの谷に辿り着く。
大きなカツラの樹、苔むした岩、沢の水音等々とても雰囲気の良い処だ。ここでゆっくりとした時間を持
つのもいいかも知れない。


かつら谷のかつらの木

そこからは沢伝いの登りとなる。なかなか趣のある道だと思う。やがてちょっと左の谷へ移ると間もなく
祠があって、そこから谷を離れて尾根を登ることになる。広い道で多くの部分が階段状になっている。
途中、同時に登り始め、多分別の道を登ったと思われるご夫婦が降りてきた。分岐点でやすんだが、
今日は霞がかかっていて遠くは見えないようだ。また、三人の方々が下って行った。

そこから頂上はすぐで、11時少し過ぎに到着。1人の方が休んでいた。やはり見通しは利かず、下界
の一部が見える程度だ。まあ、何はともあれ汗を沢山かいたのでビールだ。コンビニのとろろ蕎麦を準
備する。風があるとこれがなかなかなのだ。何故か風が止んで、ビールで乾杯、とろろ蕎麦をぐるぐる
とかき混ぜる。男の方がそれを見て「うまそうですね」と言う。どちらかと云うとおろし蕎麦の方がいいの
だが、早く売り切れてしまうようだ。


ぱっとしない体型 幸いにしてぼやけている

いつの間にかどんどん人が増えていて、15・6人になっていて賑やかだ。近くのおじさんがひどい道だ
ったという。聞けば私達と同じ道なのだ。おかしい。ずっと判りやすい良い道だったのに。何処かで、多
分、隣の沢へ移る時に真っ直ぐに登ってしまったのではないか。あの祠は見ていないのだというし。

下りは、分岐点からふれあいの里へ真っ直ぐ尾根伝いに降りる道で、階段が多く歩きやすいとは言え
ない。風景もずっと同じ下草のない疎林という感じだ。1時間ちょっとで林道に出れば、ふれあいの里は
すぐだ。

('05年6月18日)



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