福井の小さな山歩記
葦谷山(芦谷岳)
今日は快晴の予報で、明日からは天気が崩れるというので、どうしても何処かへ行かねばと、今年の初歩きで
途中で引き返した葦谷山(866m)へ登ることに。この山は2冊の本で紹介されていて、字が異なるので両方共
載せておいた。敦賀市と美浜町の境の尾根上にあり、北には野坂岳がある。
敦賀市の山集落の登山口から歩く。途中までは勝手知ったる道で、2回目となると迷いがないし速い。それに
二番目と三番目の鉄塔の中間辺りから雪が少し残っているだけで、前回とは較べものにならないくらい早く歩け
る。しかし、雪のところはは歩きづらくカンジキを付けたり外したりした。
尾根に載ったところ 歩きやすい尾根を葦谷山へ向かう
葦谷山への尾根は広く平らで、またカンジキを付けてさくさくと歩く。下の足跡の図で、005〜006 の休憩までは
30分でいけた。しかし、それ以後は雪の無いところがあったりするし、そこから三つ目のピークが葦谷山で、最
初の急なピークへは右側の雪の無いところをカンジキのまま登った。そしたらピークへ着いた時、カンジキの靴が
乗っているベルトが切れてしまい使えなくなる。その先は雪ばかりの様なのでアイゼンを付けたら歩き易く、最初
からアイゼンで歩けばよかったのだ。二番目のピークはとても広く気持の良い処で、ここが葦谷山だったらと思う
程だ。
手前のピークは広くて樹々の感じもいい 葦谷山から見る
すぐ次ぎのピークが866mの葦谷山なのだが、一部地面が出ていて何の変哲もないところだ。三角点もないし
ただ、この尾根の中では少し高いだけなのだ。風が無くて鳥のさえずりだけが聞こえてくる。暖かいのでビール
が美味しい。今日は「ざるそば」だ。「おろしそば」や「とろろそば」は、コンビニでは早く売り切れてしまうらしい。
葦谷山の山頂 山頂らしくない処だ 黄砂のためか雪も汚れている
GPSの高度を見たら、866mでぴったりだった。晴天で風が無いということは気圧が安定しているのだろう。
あまり写真を撮るようなところもないが、帰りは余裕をもってゆっくり雪の尾根を歩けて満足だった。来週あたり
には尾根の雪もほとんど融けてしまうだろう。私の登れるような雪の低山はそろそろ終わりになるようだ。
普通の場合、このコースはついでに野坂岳へも寄ってくるらしいが、私は葦谷山だけで充分だ。あまり長く歩く
と雪の無い下り道での膝への負担が大きく辛いからだ。自分に合った歩き方でいつまでも歩きたいものである。
('05年4月9日)
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野坂岳
雪の消えた送電線巡視路