大平山から唐木岳
大平山の山頂は、昨年4月20日に一人で登った唐木岳の山頂から、直線での距離が1.5km北に
位置している。標高612mで山頂までは送電線の巡視路を利用して登れて、山頂には送電線の鉄塔
が建っているのである。武生市文室町を抜けて林道を少し進んだ処に登り口がある。
天気晴れ、参加者4人。最初大平山ということになっていたのだが、いつの間にか近すぎるので尾根
伝いに唐木岳を廻って来ようと云うことになってしまった。これはなかなかきつそうな予感がするのだ。
大平山までは送電線の巡視路で、黒い樹脂の階段も多く、じぐざくに登って行く。登りやすいのだが、
途中から雪が多くなってきた。頂上直前は積雪もあり急で厳しい。ここまでツボ足できたのだからとカン
ジキを付けずに山頂に辿り着いた。1時間20分くらいかかった。快晴という感じで展望も素晴らしい。
太平山の山頂にて 左は日野山
そこからはカンジキを装着。道の無い尾根歩きが始まる。雪で薮が抑えられているからと云ってもなか
なか歩きにくいのだ。途中のアップダウンは多少あるが、唐木岳への登り以外はたいしたものではな
かった。時々茸を見つける人がいて、「降りかかったキノコは払わねばならぬ」などと云って、しばしの
休憩になるので私としては大変助かったのである。
唐木岳への登りはなかなか辛いものだった。それまで4時間近く歩いていたので、まだかまだかと云う
感じだった。頂上へは1時を廻って到着、さっそく各自ラーメンなどを作って食べた。風もなく気分爽快と
いった感じだ。
レンズに水滴が付いていたらしく良い写真はなし
唐木岳山頂 白山連峰が白く輝いて見えていた
下りは、少し先の尾根を下ることにした。その尾根を少し降りたところを右へ下る。結局それは赤や黄色
の布切れが下がっている登山コースで、下の方は歩きやすい道が真っ直ぐに下っていた。しかし、雪が
無くなりカンジキをはずして急な坂道を下りだしたら、脚に急に痛みが走り、脚が疲れていることが判った
のである。
今日の温泉は「ラポーゼ河和田」 500円也。
(03年1月26日)