福井の小さな山歩記


林道歩いて赤樽山手前まで

赤樽山(1143.3m)は残雪期に登る山なので、無雪期には登る人は少ないと思うが、林道が近く
まで上がっているので、もしや頂上近くまで行けるかなと出掛けて来た。 天気は良さそうなのだが
家を出るのが遅いので、車を置いて歩き出したのが10時半にもなってしまった。 林道を歩くので気
が楽になっているのだ。



場所はGPSの軌跡図で判ると思うが、九頭竜湖の終わる処のオートキャンパーズくずりゅうの処か
ら林道に入る。1kmちょっとで左へ上がる林道があり、これを歩くことになる。鎖があるので車は通れ
ない。所々舗装された歩きやすい林道で、高度をぐんぐんと上げてゆく感じだ。陽射しは暑いが日陰
は涼しく気持ちよい。


林道から尾根へ ストックと帽子は色が地面と同系色で目立たなかった

1時間15分位で赤樽山から西側に伸びる尾根を越える処に着く。地図に無い林道が左へ向かって
始まっている。そこに薄い踏み跡があり尾根に入る。道というものではないが穏やかな登りで、尾根
を外さないない様に登って行く。ちょっと右へ寄りすぎて薮が多かった。あと10m位真ん中寄りを歩け
ば良かったと云う事が帰りに判った。

やがて痩せた少し急な尾根を登る。短い距離だがここだけは踏み跡がハッキリしている。獣もここを
通るのだろう。そこを登り切り緩やかになると途端に灌木が密になり進むのが難しくなった。 そこで
今日初めて古びた水色のリボンを見たのだが、その前で枝を跨ぐとき、右脚がこむろがえりを起こし
た。何しろ私の右脚は前からおかしくて、右足を高く上げるのが難しいときているのだ。山道では困
ることが時々ある。

灌木が密なのはその辺りだけかも知れないが、脚の調子がイマイチだし、出足が遅かったので、すで
に12時40分程になっているし、あと750mばかりはあるので今日はここまでとした。だいたい様子
は判った。もう1時間くらいは早く登り始めればよかったのだ。

この山は腰を下ろしてゆっくり食事をするような処が全然ない。傾斜のある処でコンビニのとろろ蕎麦
を食べる準備をするのはなかなかだ。今日はビールがないので10分くらいで食事を終えて林道に向
けて下った。下りは見下ろせるので歩きやすいところを見つけるのが易しい。あっと云う間に林道へ出
た。ところがその林道は、尾根の横の林道だった。地図に無い林道なので少し先へ歩いてみることに
した。


九頭竜湖 手前の林道を登ってきた

林道は1000mから950mの間に付けられていて、とても見晴らしが良く、今日の写真はほとんどが
そこで撮ったものだ。林道は赤樽山の北側へ回り込んでいくみたいで、20分位歩いて引き返すことに
した。車に向かって林道を下りて行くと、風が無くてもほんとに涼しくて気持良い。林道歩きもなかなか
いいものだ。


岩ケ谷山か その左の山は林道が山頂の方まで延びている

('05年9月26日)

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