福井の小さな山歩記


コースは変更 頭巾山

頭巾山(871m)は、9年前に名田庄の中野集落から和佐谷林道へ入り、河原に降りた。河原に広場が
あって駐車できた。水の流れを渡った処に送電線の巡視路があって、それにとり付いて登ると横尾峠への
尾根道に出る。中野集落からの峠道らしい。そして横尾峠から頭巾山への快適な尾根を歩いたのだ。

今回も、その快適な尾根を歩こうと思ってやって来たが、9年前とは和佐谷の様相は一変していて、車で
河原に降りられないし、巡視路の取り付き辺りは荒れに荒れて近寄り難い感じとなっている。 林道を車で
 進めば急登をバイパス出来るのだが、尖った岩屑が落ち葉と共に散乱していて、またパンクの危険がある。

私の車では無理と判断して、ここからのコースは諦めた。ガイドブックにある一般的な野鹿の滝のある林道
の先から登ることにする。私は初めてのコースなのだ。


林道の入り口

野鹿林道を走り、滝を過ぎた処で車が腹をこすってしまう。それでその先の広い処に車を置いて歩くことに
した。1キロ以上あったか30分程掛って登山口へ着いた。沢を渡った処が登山口だ。


上の林道から下りて沢を飛び越えた処(今私が立っている)が登山口

登山口からは急斜面に付けられたジグザグな、それでも歩き易い道を30分程で尾根に載る。尾根も30分
程で山頂に達するが、一部急でロープがあったりする。下りが嫌だなと思う。

 

山頂は9年前と変わり無い様子で、権現堂と斜めに傾いたおこもり堂が建っている。ここは二等三角点の
 山だ。空は穏やかに晴れて、双耳峰の青葉山が望まれた。横尾峠へ続く尾根も緩やかに見通せる。


山頂から双耳峰の青葉山を望む


横尾峠への尾根 ここを少し歩いた

権現堂の前で温かいコーヒーを飲んでサンドイッチを食べて大休止。それから横尾峠への尾根を少し散策
するために下ります。こちらは何処でも歩き易い尾根で、葉を落としたブナの林などの気持の好い尾根筋を
ゆっくりと歩きました。


上下共 横尾峠への尾根


横尾峠までの距離の3分の1ばかり歩いて戻ることにしましたが、早く歩けば横尾峠を往復することも可能
だと思います。車2台で来て、尼来峠から堀越峠まで歩くとかやってみたい気もします。

頭巾山からの帰りはゆっくりと慎重に下りました。野鹿谷の滝の前後はとても雰囲気の好い処で、この日も
滝を見に来ている方や、歩いて滝に向かわれているアベックの方もいらっしゃいました。


野鹿谷へ小さな谷から勢いよく流れ込む水流

(’11年 11月 22日)
2万5千分の1地図「口坂本」

HOMEPAGEへ            福井の小さな山歩記の目次へ


地図閲覧サービス「ウォッちず」を使用しております。