福井の小さな山歩記


大御影山〜山好会は行く〜

清水北山好会としての行事は、なかなか皆さんの都合が合わないので、メンバーの山行予定があれば
それに都合がつく方々は一緒に行くという形をとることになった。今迄の蓮如峠と雲谷山もそれに似た形
だった。

大御影山(950.1m)は、福井県と滋賀県の境にあり中央分水嶺上に位置している。近江坂(古道)が
尾根上を通り、近年は高島トレイルと呼ばれる縦走路が設定されて賑わっている模様だ。
今回はビラデスト今津から近江坂を歩いて往復することとした。参加者はMさんTさん それに私たち夫婦
の4人。朝6時公民館駐車場集合だ。

登山口近くに車を停めて歩きだしたのが8時だった。この時期は山の恵みの茸もあると思われるので 見
つかったら休憩ということにする。ところが登り始めたらすぐに高い処に沢山のナメ茸が見つかったのだ。


高くて採り残されて腐りかけたナメコ

でも、これは高い処のため、採り残されて大きくなり古くなったものと思われる。それでパスすることに。
バイパスを通らず旧道へ。尾根に上がるとぽつぽつとナメ茸もある。しかし、この時期ここを歩く人は多い
とみえて、樹の下の方についたナメ茸を見つけるのは難しい。高くて採れないところばかりなのだ。


夕食の味噌汁用にと手を伸ばすMさん

でも、所々紅葉もあって歩き易い掘りこまれた古道を歩くのはなかなか好いものです。 ぶな林になると
更に素敵な雰囲気で癒されます。


上:深く掘れた道       下:ぶな林の中の尾根道


林道を横切る手前の展望台で昼食にしたのですが、すぐに4人連れのこれもシニアな方々が展望台に
到着です。なんとナメ茸で重そうな袋を提げていました。 我々よりうわての方々の様です。京都からとの
ことでした。


山頂

我々は道草しながらゆっくりと山頂へ、途中昼食を済ませたので4時間半くらい掛りました。記念写真を
撮って下山ですが、ちょっと反射板の処へ行ってみたら、二人連れの方に道の様子を訊かれました。白谷
コースから登られたとかでしたが、コースを誤ったのか酷い道だったと言ってました。帰りは旧大日開拓地
の方へ降りたいが、道は明瞭か?4時間も掛るのか?と心配されていました。問題ないでしょう。

帰りは楽なので、MさんTさんの会話が弾んでました。いろいろと経験豊富なTさんの話はとどまる処が
ありません。大変勉強になりました。

私は大御影山は何回も登っていますので、歩いた軌跡も録りませんでしたし、写真も数枚しか撮りません
でした。Mさんが沢山撮りましたので、こちらをご覧下さい。


(’11年 11月 2日)
2万5千分の1地図「熊川」

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