福井の小さな山歩記


岩籠山

天気が崩れる前にもうひと登りをしようと敦賀の岩籠山(765.2m)を歩くことにした。駄口から登るのは
初めてだし雪の時に登るのも初めてだ。もっとも以前、山集落の方から登ったとき、山頂付近は雪が積もっ
ていたことはあった。

晴れで土曜日なので登る方はいるとは思っていたが、17・8人は登られた様だ。帰りに駐車場の車を見て
ほとんどが県外から来られているには驚いた。国道から直接登れるのがいい。

雪の状況が判らないので歩きだしてすぐにカンジキを着けてみた。それが100mも歩かないうちに足下の
ベルトが切れてしまったのだ。もっとも少し上の方は雪が切れている処もあり、ツボ足で登らねばならなかっ
たのだ。


見晴らしの好い処に出ました。右側の崩落の上を進みます

途中で持っていたベルトで応急修理をしたが、結局私は山頂までツボ足だった。しかしカミさんは途中から
カンジキを装着、歩き易いし負担も少ないのは間違いない。私は一回股の付け根までがぼってしまい、足を
抜くのにだいぶ時間が掛った。


雪が降って間もない頃は良かったでしょうね

地図で361.8mの三角点を過ぎて杉の細い尾根を抜けるまでは歩きにくかった。我々がヒイヒイと登って
いたら、長靴の元気なおばさんが一人でスイスイと追いぬいて行かれた。そして見る間に見えなくなった。
なんであんなに早く脚が上がるのか不思議だ。

休憩してコーヒーを飲んだりしていたら、男の人が一人でスノーシューで登って来た。小型の物で歩き易そ
うだった。そこから708mへの登りがありなかなか辛かったが、そこを登り切るかというときに、先程の元気
なおばさんが山頂へ行って降りて来られたのだ。身体の出来が違うのでしょうね。



ブナ林の写真を撮ったりしながら進むと高みに大きな丸みを帯びた岩が見えてきた。インディアン平原だ。
その斜面をヒイヒイゼイゼイと登り、その先 真近な山頂を目指す。


写真上:岩籠山の頂上   下:山頂から見るインディアン平原


2時間半位で登れると聞いて来たのに4時間近く掛っている。往復の時間だ。距離は3.1km程だった。
雪山をゆっくり楽しめればそれでいいのだが、もう少し速く歩ければ行動範囲が広がるのにと残念な気も
している。


(’11年 2月 26日)
2万5千分の1地図「駄口」 標高765.2m
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山頂にて