福井の小さな山歩記


上根来から木地山峠・三角点小栗

晴天の予報で、カミさんがナメコ採りに行こうと、まだ行く先が決まってもいないのに、前夜に準備を
していたのでナメコのありそうな上根来から木地山峠に登り、桜谷山を経て三角点小栗(722.9m)へ
辿ることにした。帰りは上根来集落へ下る尾根を選ぶ。


上根来の登山口

集落でお爺さんを一人見かけただけで静まり返っている。登山口の近くに駐車出来る処があったので
停めた。7年前に来た時はだいぶ先に停めたと思う。歩きだすと以前の記憶が戻ってきた。始めのうちは
たんたんと先に進みます。

やがて谷から尾根に登ると、つづら折れの踏みこまれた趣のある道となる。葉が落ちて明るい尾根から
は谷間の紅葉が望まれる。ぽつぽつとナメコの痕跡が現れだす。これからという樹があった。平坦な尾根
に載り、また谷へ下る。





峠に着く前に食べ頃のナメコがあった。峠のすぐ傍の斜面にもあって、これで我が家で食べる分は確保
出来た。峠でコーヒーなど飲んでしばし休憩。カミさんは、今採ったナメコのゴミを取ったりしていた。今日は
百里ケ岳の方から駒ケ岳へ何処かの山の会の方々が歩くとか聞いたが、まだ早いのか誰も通らない。


木地山峠にて

桜谷山へは急登だが、そこからはゆったりしたブナの尾根歩きで、きょろきょろしながらゆっくりと歩く。
 散策と云った感じだ。所々にナメコが少しづつあって、だんだんカミさんのナメコの袋がずっしりとしてきた。


気持の好い歩き易い尾根

三角点小栗のあるピークに着いたのは12時を回っていた。そこでこの処の定番となっている味噌汁で
おにぎりを食べた。晴天で風もなく誰も来ない、まったく静かな日だ。ナメコは人にあげる分も採れました。


広々とした三角点小栗のピーク


この秋初めて見つけた寒茸

帰りは小栗から500m程戻った処から、上根来集落の端へ下る尾根を辿ります。GPSがあるので問題
ないのですが、尾根の入り口にはリボンもありました。割合急な下りを枯葉に足を滑らしながら降りました。

ナメコは気配がありません。この尾根は駄目かと思っていたら、大き目のやつを沢山付けた樹が1本だ
けありました。今日のナメコはこの樹で終わりでした。

上根来集落の端、石仏の処に降りてきました。結局登り始めて車に戻るまで誰にも会いませんでした。
8km弱、滞在時間6時間のナメコ採りの山歩きでした。


集落の端の石仏

2万5千分の1地図「遠敷」「古屋」
(’10年 11月 21日)
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---- GPSの軌跡です (Track Logger WPL-1000LXによる)----
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)
を使用したものである。(承認番号 平17総使、第657号) 」