福井の小さな山歩記
カミさんの希望に応えて雲谷山
三方石観音から歩き易い道を辿れる雲谷山(786.6m)は、’01年の4月に一人で登っている。
カミさんの友人が昨秋登ったときに、ナメ茸らしいものを見たらしいし、以前からナメコが出るという話を
聞いていたので、まだ登っていないカミさんをお連れすることになった。
登り口
三方石観音の登山口に車を置いて準備をしていたら、作務衣姿の方が近寄られて、この山には熊が
住んでいるので気を付けて下さいとのことでした。それに地図はお持ちですかとも。
第3展望台から
車で途中の展望台をパスすることも可能だが、一番下から歩いた。芝の生えた素敵な道をゆっくりと
登る。第一、第二、第三展望台へ、そこで三方五胡を眺めながら休憩。快晴で風も無く気持ち好い日だ。
芝の道はまだだいぶ続くが、やがて左へ山道へ入る。どんどんと進んで、やがて少し下りになった途端
カミさんが後ろで大声をあげた。熊でも出た様な叫び声だ。ナメコを見つけたのである。これで今日の目的
は達せられた。まだこの先希望が持てる。
最初に見つけたナメコ
そのすぐ先、大きな杉があり、左の谷は浅く水がゆったりと流れているのが見下ろせた。ちょうど紅葉も
あって谷へ降りてまったりしたくなる景色だ。でも見た処ナメコはなさそうなので先へ進む。
広い谷に細い水の流れ
小さな凹凸の道を進んで山頂が近付いてくると、次々とナメ茸が目についた。あと2・3日もすればぬめり
が出て食べごろになる物もある。とどめの一本は、今迄の物は何だったのかと云うほどの立派な物だった。
しかし、斜面なので採り落とすとゴミが付いて見つけにくいし、手の届く物だけでやめにした。
非常に勿体
ない気分だが、時間も時間でお腹も空いたし、人にあげる分も採ったので諦めることにした。
この3枚の写真は一本の木です もっと上の方にも付いてました。
山頂に着いたのは歩きだしてから4時間半も経っていた。距離は5km強だった。さっそく温かい味噌汁
でおにぎりをほお張り、バナナや大好きな吹雪饅頭を食べて一息ついた。1時半を回ったので下山しなけ
れば、何しろ車も2時間は掛るのでゆっくりはしていられない。
山頂からの眺め
下り始めて先程の採り残した見事に輝くナメコを立ち止まって眺めてから、一目散に下山したのでした。
2万5千分の1地図「三方」
(’10年 11月 4日)
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展望台への道は芝の道です
この位の粒はナメコオロシに
これが我が家で食べる分です