福井の小さな山歩記
里山歩き・国吉城址から御嶽山(おたけさん)
最近は敦賀周辺が続いている。美浜町の御嶽山は548mで国吉城跡から尾根続きだ。昔は耐火煉瓦の
原料となる青白珪石の鉱山があった処で、それで道はちゃんとしていると思われる。
ちょっと足の調子が悪い
と云うカミさんも、最近靴を新調したので、新しい靴で足の調子をみることにした。
美浜町の佐柿集落へ案内標示に従って入ると、高札場跡と云うのがあって、そこに案内の立て看板がある。
綺麗なパンフレットが置いてある。その先に大きな駐車場があり車を置いた。公園として整備されているので、
なかなか雰囲気がいい。
高札場跡向かいの案内板
国吉城址については、Webにも詳しいが、本丸への登り口には資料館もあるし、興味のある方は散策される
のをお勧めする。我々は発掘作業が続いている城主居館跡からギボクで整備された急な階段をゆっくり登って
本丸あとへ向かった。
四等三角点(197.3m)のある本丸跡は広く見晴らしがいい。
本丸跡 大正時代に建てられた国吉城址碑 横の石仏等は籠城戦の時に、
敵に投げつけるために近隣から集められたものなのだそうだ。
そこから少し下ってから御嶽山への登りとなる。始めのうちはあまり足元はよくない。 黒い樹脂製の階段が
終わると歩き易くなる。尾根の真ん中に樹脂製の階段があるが、尾根右よりの踏み跡を辿る。やがて各放送局
のアンテナが林立する広い処に着く。
そこでゆっくりと休憩、魔法瓶の温かいコーヒーでサンドイッチなどを食べた。気温が高いのかすごく汗をかいた。
一部しか写ってませんが、三つあります。
そこからは広い道が少し先から下って行くが、標識があって尾根道に入る、広い道のときに右手に三等三角点・
麻生(405.5m)が見える。緩やかな登りで、トロッコの車輪やら鋼鉄のワイヤなどが残されている。大きな岩の
横を通ると「宮代」集落への道が分岐している。
宮代への分岐
カミさんと一緒でなければここから降りるか、御嶽山から尾根をさらに先に進んでみようと思っていたのだが
そうすると下道をだいぶ歩かねばならないので、カミさんがいると難しい。
間もなく御嶽山(548m)の山頂に着いた。ここもだいぶ広い山頂です。
御嶽山(548m)山頂
佐田の海岸 こちら側は絶壁みたいです
戻るとき、アンテナ群を過ぎたところで我々よりも若そうなご夫婦に追いつきました。 アンテナまでで止めに
したそうです。立ち話をしているときに茎が白く太い茸を見つけました。その旦那は、茸には詳しい様子で、この
茸はシメジの一種で食べられるということでした。そこでその茸は差し上げることにしました。
本丸跡で休憩してから北西曲輪(くるわ)群を通って妙見堂へ下ることにしたが、曲輪と云っても平らな処が
あるだけでした。椿峠へ続いていたのですが、今は小浜線で遮られている。妙見堂には説明は何もなく、そこ
から下っているギボクの階段が立派過ぎる感じがした。
降り立った道路が旧丹後街道で、椿峠から来る道だ。佐柿関所跡を通って高札場跡から駐車場に戻った。
旧丹後街道
7km程歩きましたが、ゆっくり歩きで5時間くらいかかったでしょうか、里山だけあっていろいろな尾根が
歩けそうです。いろいろな茸は沢山ありましたが、残念ながらナメコやヒラタケは見当たりませんでした。
(’10年10月13日)
2万5千分の1地図「早瀬」平成16年5月発行
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---- GPSの軌跡です (Wintec TRACK LOGGER MPL-1000LXによる)----
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)
を使用したものである。(承認番号 平17総使、第657号) 」