福井の小さな山歩記


野坂岳-井ノ口川の林道から

前回山歩きをしてから1カ月と1週間が過ぎてしまった。 このところの雨続きでうずうずしていたが、雨の
心配のない日がやってきた。足慣らしは近場の野坂岳、それも初めて入る井ノ口川の林道終点からにする。


4・5台停められる 看板の左側から入る

川の上流には美保の滝と云うのがあるらしい。 それと川沿いに進んでから尾根に取り付いて、井ノ口山
から野坂岳に続く尾根に出て、野坂岳に行けると何処かに載っていたと記憶している。それで出来ればこの
ルートで野坂岳に登り、西の尾根を使って車の近くへ降りるのはどうかと考えた。


林道終点から少し行くと炭焼きの窯跡らしいものがある。登り口はこの左の尾根

しかしこれは情報不足で、まともな道の無い斜面を両手を使いながら進むことになってしまう。遅々として
進まないが、4・50分ほど進むと急に赤いビニールテープが現れて沢へ降りるらしい。沢を渉り易い処へ誘導
している。
そこから744mのピークを目指すのかも知れない。尾根筋は沢沿いと違って道形が残っているかもと考え
たが、ここは安全を優先して引き返し、西の尾根を登ることにした。

戻りは斜面の高い処を恐々辿ったが、幸いにして登山道の途中にぶつかり、そのまま山頂を目指した。


744mのピークはこの辺り                            


579mのピークで 以前何処かでも見たような

急登だが間もなく579mのピークへ。そこからは暫く快適な尾根歩きだ。やがて歩きにくい急登となる。
急で階段状ではないので滑り易く、灌木を掴みながらとなる。ゆっくり歩きをしようにもテンポがつかめない。
こう云う処は下りも嫌だ。


こんな感じの道 写真では判らないが急なところです

そこを登り切ると緩やかになり、歩く速度もあがって、野坂岳のメインルートの三ノ岳へのブナの林を見上
げる処へ出た。すぐに登山者が次々と登ってくる。山頂は40人近い人達で賑わっていた。


三ノ岳の手前のブナ林 ここへ出た


多勢の人で賑わう野坂岳山頂

今日歩いた野坂岳のコースは往復3時間半といったところでしょうか。距離は短いのです。沢沿いを
進んで沢を渉って先に進んでみたい気もしています。

(’10年9月18日)
2万5千分の1地図「敦賀」平成16年5月発行

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