福井の小さな山歩記


越前大日山(越前甲)

家に居ても暑くてだれてしまう。どうせ汗をかくなら小さな山でも歩こうと越前甲(1319.6m)に登った。
脚に自信が無くて、ほいほいと軽い気持ちで白山等へは登れないので、もう少し小さい山で様子を見た
いとの思いもあり、野坂岳に続いての小さな山歩きとなった。

私は10年前に登ってはいるが、もうだいぶ忘れている。道路などの工事途中らしく重機が置かれてい
た。下の写真の八反滝への入り口の標柱より少し下がった処の広場に車を置いた歩いた。重機の腕を
くぐって従来の登山者用の駐車場へも行けたみたいだ。





間もなく案内板のある処へ。ここから国道416号から林道へ上がる。石仏への道は夏草のためか
見逃したが、現在草刈り前で林道を40分ばかり歩く様に誘導しているみたいだ。カミさんもその方が
いいらしいので、日陰の無い暑い林道をゆっくりと歩いた。脚が前へ出にくい感じなのだ。





上の写真は、林道から登山道への入り口。この反対側に下から上がってくる道があるのだが、草刈り
が必要だ。ここから上は草刈りがされていて歩き易い。地元の方に感謝しなければ。登山道に入った
途端カミさんがワラビを見つけてしまい時間を喰われることになるが、今日は時間は気にしないことに。



すぐに造成中?の様な林道を横切り、次に送電線の巡視路を横切る。沢も渡ったりしながら登ると
やがて沢が細くなって消えると大日峠に着く。



上の写真は大日峠に腰を下ろして登ってくる道を写したもの。峠は綺麗に刈り込んであり、木陰で
風が吹き抜けて気持が良かった。昔の人たちもここで休んだに違いない。大日峠の名前が見られ
ないのが寂しい。

そこから間もなく急登になるが、NHKで放映された「疲れない山歩き」に倣って、歩幅を小さくして
ゆっくりと登る。私は歌は満足に覚えられないし、演歌ときたら「野崎小歌」くらいしか知らないので
唄うのは止めておいた。
頂上までがまだかまだかと思いながらで、とても長く感じられた。



頂上は雲が次々と湧いてくるみたいで風があって気持好かった。眺めは霞んでいて近くの山しか
望めない。今日はコンビニのとろろ蕎麦にありつけたのだが、沢山汗をかいたので冷たいビールが
飲みたかった。


加賀大日山、鈴ケ岳、兜山でしょうか。

下りも車まで2時間半も掛った。ゆっくりだから確かに疲れは少ない様だが、時間が掛り過ぎて、多く
の人が日帰りで行く処が、我々には難しいということになる。カミさんがロープウエイを使って登る山は
どうかと言う。だんだんそう言うことになるのか。


(’10年 7月 22日)
2万5千分の1地図「北谷」 片道(車から)4.3km(gpsによる)
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---- GPSの軌跡です (Wintec TRACK LOGGER MPL-1000LXによる)----
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)
を使用したものである。(承認番号 平17総使、第657号) 」