福井の小さな山歩記


野坂岳

小津権現山へ登ってから1カ月以上が過ぎてしまい、筋肉が衰えてしまってはいないか少し心配に
なってきた。この夏はせめて白山くらいには登りたいと思っているので、身体の調子を見るために低い
山へ登ることにした。敦賀の野坂岳(913.5m)である。

カミさんは2006年1月の雪のある時に登っただけなので、夏道をご案内することにした。遊歩道の
様な「いこいの森コース」を往復するのでは、カミさんが物足りなく感じるかも知れないので、少し回り
込んで登ることにする。

梅雨明けの3連休、それも好天とあって、キャンプ場は6時を過ぎたばかりというのに、食事をしている
家族や準備をしている家族連れで賑わっている。その一番上にある登山口の駐車場に車を停めた。
もう駐車場は満杯近い。トイレがあって、その先へ林道を歩いて行くのだ。

ゆっくりと歩いて30分程で林道の交差している処に着く。それをヘアピンカーブの様に左へ緩い坂を
登る。150mほど進んで右の尾根に取り付く。古い銀色?のテープがあった。



道と言うほどのものは無く、踏み跡と云うべきものなのだろう。迷うことはない。我々が休憩した処の
写真だ(下)。沢山の人が歩いている様子が感じられる。



それから急登が始まる。若い灌木を掴みながら登りますが、雨の直後は滑りそうで、下りには歩き
たくない道です。そんなに長丁場ではありません。やがてパラボラアンテナのある746mの一ノ岳の
ピークに到着です。



そのまま向かいの林に入りますが、その入り口には、まだ綺麗な緑色をしたブドウ?が鈴なりという感
じで下がっていました。道はちょっと右へ下がって水平に先に進みます。やがて突き当たるかというところ
で左に数メートル上がると登山道に出ます。

あとは登山者が行き交う道を山頂へ向かいます。まだ9時半頃なのに7・8人が降りてきました。マラ
ソンの練習をされている方が何人もいらっしゃいました。40分で駆け上がる方もいらっしゃるそうです。



山頂にはシニアなご夫婦が一組いらしただけで、その方も間もなく反対側に降りて行かれました。
まだ10時頃なので葦谷山の方へ向かうのか、それとも山集落か井ノ口川の林道へ降りられるかの
いずれかでしょう。



山頂からの眺めはぼやけていました。でも雲と風のお陰で、涼しいひと時でした。次々と登ってこら
れるので我々は食事を終えて下山です。今日は朝早くから海水浴場の駐車場は、昨日からのお客
なのか満員状態で、コンビニも沢山の客で混んでいて、いつものとろろ蕎麦は無く、冷やし中華を試
してみたのです。



我々が登山道へ出てから山頂までは雰囲気が好いところです。遊歩道みたいです。下る途中からは
何か所かで下界が望まれます。空っぽの祠の処で11人のシニアなグループが上がって来ました。ちょう
ど昼頃に山頂でしょう。
もう少しで登山口というところで別の11人のグループが登って来ました。もう12時になっています。
なんでも遠方からで、おまけに車が渋滞にあってしまったのだそうです。暑い中を登るのは大変です。



私が「いこいの森コース」を一人で登ったのは、もう10年も前のことで道の様子も忘れていました。
その時は山頂は雨だったとあります。 今迄ずいぶんと沢山歩いて来たものだと思いますね。


(’10年 7月 18日)
2万5千分の1地図「敦賀」
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---- GPSの軌跡です (Wintec TRACK LOGGER MPL-1000LXによる)----
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)
を使用したものである。(承認番号 平17総使、第657号) 」