福井の小さな山歩記
上谷山へ続くブナの尾根歩き
今日は夕方に用事があるので、歩くのは3時間までと決めてやって来ました。栃の木峠を越えて
中河内経由針川近辺は、今回で終わりの様です。
上谷山へ至るブナの尾根は、ここ針川の標示のある車を置ける処から登り始めるという判り易い
ところです。すでに三重と大阪NO.の車が停まっていました。準備を整えた男の方が一人、鉄の橋
を渡って行かれました。分水嶺へ上がるのでしょう。
最初から急登が暫く続きます。でも一人なのでマイペースで気楽に登れました。登るのに懸命で
周囲の景色はあまり覚えていないのですが、急登が終わるとブナの林が始まったと思います。
次に
3枚の写真を載せましたが、撮った写真が皆同じ様なものばかりで、選ぶのに苦労します。
この写真で判る様にブナの林の脚元は笹藪なのです。まだ笹ダニのアレルギーで痒いのが残っている
のに笹また笹の尾根歩きだったのです。特に広い尾根では踏み跡があやふやで、笹を分けて歩きます。
その点、痩せ尾根は道がはっきりして笹も少ないので好い感じに歩けます。ほんの少しですけど。
歩き易くなったなと思ったら、道の真ん中に三角点です。三等三角点 点名 石留山標高781.2mです。
すぐ傍の木に木片が付けられていました。三角点巡りの方なのでしょう。
立派な太いブナが揃って沢山あると云うことではありませんが、ブナの林を見ていると気が休まると
云う感じになります。今日歩いたのは上谷山までの半分程ですから、上の方にはもっと素晴らしいブナ
林があるのかも知れません。
こういう処をせっせと歩いたのです。
この大きな樹からは、もうひと登りという感じでした。
次の写真は、とろろ蕎麦を食べた処ですが、ゆっくりと腰を下ろす処を探すのに苦労します。幸いこの
写真の左に笹が少ない処がありました。蝿がうるさかったです。
広い処は道がはっきりしないことが多く、食事をして下山となって、ちょっと感じが違うなあと云うことで
少しうろうろしてしまいした。そこでGPSを取り出して、少し手前のwaypointに向けてGOTOの太い矢印
を表示させました。これで簡単に戻るべき尾根へ入れました。
もう少しで登山口というところで脚がこむら返りを起こしました。車に着くなり梅干しを食べてお茶を飲み
ました。こむら返りを起こす前に食べるべきなんですが、なかなか気がつきません。
この時期に生える茸なのでしょうか? 倒木を土に還していると云うのが実感できます。
車へ戻ると、朝あった2台の車はすでになくて、別の車が少し離れた処に停まっていました。
TRACK LOGGERによると片道3.12km、往復で6時間ばかりの滞在でした。
(’10年 6月 6日)
2万5千分の1地図「中河内」
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---- GPSの軌跡です (Wintec TRACK LOGGER MPL-1000LXによる)----
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)
を使用したものである。(承認番号 平17総使、第657号) 」
右の写真、家で気が付いたのですが、一番下、右から3分の1ほどの処にポールの様な物が
見えます。 これは何でしょうか? 727mのピークの近くだった様な気がしています。