福井の小さな山歩記
ブナの尾根歩き・湖北 安蔵山
リベンジなどと云うと少し大袈裟な感じですが、2006年5月22日、偶然にも今日と同じ日にちですが
田戸側から登りだしましたが、情報不足で菅並から歩いたり、壊れた梯子から登りだして疲れてしまい、
4分の1位のところで中止です。下りは急ですが鉄の階段の処へ降りたのでした。ここは何処も急です。
今回は尾羽梨から登って田戸側へ降りることにし、今日はカミさんとなので、時間に余裕を持って7時頃
に登り始めました。 地方道中河内木之本線は先週よりも土砂が除けられて走りやすくなっていました。
登り口には数台駐車可で、日吉神社石柱へ石段を登ると注意要です。穴があって片足がハマりました。
最初のうちは急登です。ほとんどしっかりした踏み跡があって迷うことなく登れました。 まあ登りでは普通
あまり迷いませんが。眺めはありませんので、ひたすら登るだけですが、そのうちに緩やかな尾根歩きとなり
陽射しを受けて新緑の美しいブナなどの林の中を歩くことが多くなります。
太い樹もありますが若い木が多いので明るい感じです。今日は心地よい風が吹いて気持好く歩けました。
広い処へ出て、どっちかなと薄い踏み跡を辿ると、ひょっこりと三角点へ出ました。なんだかあっけない気も
しました。2時間半程掛りました。
安蔵山 三等三角点 点名:田戸 標高:900.12m
標高が低いので、コシアブラは皆成長し過ぎたものばかりな様ですが、それでもカミさんは少し採ったみたい
です。次の写真は三角点から今来た方向を撮ったものだと思います。まだ9時半なのでオヤツを食べてゆっくり
休憩して反対側へ向けて下山開始です、
降り始めはリボンが沢山付けられていて、間違いなく下りの尾根に入れます。相変わらずブナが気持を和ま
せてくれます。尾根の細い処に来ると、吹き抜ける風にうっとりしてしまいます。
だんだん下へ来るとうっそうとしてきて、メインの踏み跡から外れてしまい、尾根の上を左右に動いて踏み跡
を確認することもありました。ここを登って往復する場合は問題ないでしょうが、初めてが下りの場合は要注意
です。今日の場合は尾根を外さずに歩けば自然に踏み跡へ出ますが。
467mピークの手前の鞍部に堀切みたいな処がありますが、そこで登ってくる二人連れの男性とすれ違い
ました。この辺りは前回歩いたところですが、467mピークの様子は以前とはだいぶ感じが違っていて、すぐに
あまり好きでない急な下り道に誘導されます。
もともと作業道として造られたのでしょうから仕方ありませんが、疲れた脚には緊張します。
降りました。1時間45分かもう少し掛ったかも知れません。もう安心ですが、あと車まで道路を1時間半は
歩かねばならないのです。まずは木陰に腰を下ろして食事です。コンビニのとろろ蕎麦を食べながら飲む
冷たいビールが最高です。
山菜採りや釣り、登山の方もいらっしゃるでしょうが、この道路車が多いです。 漁協の監視車も走って
いました。カミさんもワラビやタンポポ(サラダで食べられる種類)を探して採ったりしていましたので、2時間
も掛って車へ辿りついたみたいです。
途中、蝶が群れているのを見つけました。羽根を休めているみたいでっした。この4・5倍はいました。
(’10年 5月 22日)
2万5千分の1地図「板取」「中河内」
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---- GPSの軌跡です (Wintec TRACK LOGGER MPL-1000LXによる)----
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)
を使用したものである。(承認番号 平17総使、第657号) 」
GPSによる歩いた距離は 11.3kmでした。