福井の小さな山歩記
三等三角点 大音波
やっと山歩きが出来ることになって、2回も雪で予定を変更した県道285号中河内木之本線へ入った。
2万5千分の1地図「板取」(平成19年版)の下の方に太い字で余呉町とある。その字の間をタテに破線の
「徒歩道」が記されている。今日はそれを歩く計画なのだ。
通行禁止とか通り抜け不可の看板やフェンスや黄色の樽?が置いてある。で、進んで行くと落石や路肩の
崩落などがあり、大事をとって少し戻って広い道の処へ車を停めて歩くことにした。
送電線の巡視路登り口
予定した送電線の登り口まで20分位は掛った。他の車が数台通り過ぎて行った。問題無いみたい。崩れ
かけた階段を登り、急な尾根を登る。新緑が綺麗で見飽きない。やがて平坦な道となってルンルン気分で
進むと送電線の鉄塔に出た。
そこで反対方向へ来ていることに気付いた。あまりに意外だとコンパスがおかしいのではないかと思ったり
する。そこで引き返して地図の破線の「徒歩道」を確認したら、そこには道らしきものは見当たらないのだ。
ここから破線の徒歩道に入る
そこへ入る。案外歩き易いし急登ではないので問題はない。カミさんが後ろでぶつぶつ言っている。私は
笹の上に顔が出ているが、カミさんはちょうど顔に笹が当たって歩きにくいのだそうだ。それにしてはよく
コシアブラの木を見つけて採っている。
大音波の三角点の周囲は広い
三等三角点大音波 標高817.63m
やがて笹が濃くなって三角点のある広いピークに到着、赤いリボンの近くに三角点があった。少し休憩して
先へ、しかし、なかなかの笹藪だ。歩き易い処もあるが、笹をかき分けて進むことには変わりはない。
そんな中でもカミさんがコシアブラを見つけて採っている。山の上は今がちょうど良いのが多いのだそうだ。
先へ進むと歩き易くなるかと思っていたが、ますます密になる様な感じで時間が掛り過ぎている。此処まで
にも巡視路のミスもあって時間を喰い過ぎているので、早々と退却と決めた。
ここは歩き易かったのだが
この少し先で引き返した
逆向きは歩き易いので県境から下るのは出来るかも知れない。三角点に戻ってそこで食事とした。凄い
蝿だ。またコンビニの「とろろ蕎麦」の季節で、今日は今年最初、美味しくいただいた。 このとき傍の笹に
小さな木片が括り付けられているのに気がつく。大音波山と記されていた。昨年の10月1日とあった。
そして下山、時間があったので針川の方の送電線巡視路や上谷山への尾根の登り口まで歩いて見に行
った。車が2台停まっていた。そのうちの1台だと思うが、私が自分の車に戻ったとき、通り過ぎる時に停ま
ってちょっと話をした。
送電線の巡視路で県境の尾根に載り、上谷山の方へ向かったが、ひどい藪で断念したとのことだった。
家へ帰って風呂へ入ったが、カミさんが腕にササダニが喰い込んでいて、なかなか取れなかったと騒いで
いたのだ。
(’10年 5月 8日)
2万5千分の1地図「板取」「中河内」
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---- GPSの軌跡です (Wintec TRACK LOGGER MPL-1000LXによる)----
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)
を使用したものである。(承認番号 平17総使、第657号) 」
いろいろあって時間は計れなかったが、登り口から三角点まではゆっくり歩いても2時間もあれば到達
出来ると思われます。