福井の小さな山歩記


再び予定を変えて 音波山

暖かい天気が続いたので、もうこのまえの道路の雪も融けただろうと、またまた栃の木峠を越え
中河内から針川方面へ曲がった。この前の雪のあった所は通過したが、そのすぐ先で4・5台の車が
停まっている。その先をみると雪があるのだ。

釣りの人か山登りの人かは不明だが、歩いて先へ行ったらしい。我々の登り口はまだ5km近くも
あるので、カミさんは違う所にしようと言う。そうそうすぐに思いつく所はないので、私が5年以上も前に
歩いた音波山に行ってみることにした。

また送電線の巡視路歩きで、山登りと云うより山歩きと云うほうが相応しいコースだ。 藪も残雪に
隠れていると思うし、ブナの林が多いのでカミさんも文句は言わないだろう。



ベルク余呉スキー場の入り口ゲート横が巡視路の登り口で今回はここからとする。 栃の木峠から
尾根に取り付いたほうが早いが、道ではないので5年前と同じ様に登れるかは判らないので。


5年前も同じ場所で撮っていたみたい

ここの巡視路はとても歩き易い。今回は所々に雪があったりするのがよろしくない。でも順調に歩い
て電波中継所に、ここには四等三角点 点名・栃の木 標高765.02mがある。その先の送電線の鉄塔
を過ぎて登るとだいたい雪の上を歩く様になる。






巡視路はここから福井県側へ降りている

やがて巡視路が県境から離れるが、その分岐するところの鉄塔の所からは白山が見えた。県境を
先に進む。雪の上を問題なく歩け、雪が無ければ藪の多い処へ着く。そこもあっけなく通過して山頂に
到着。前来た時と全然趣が違う気持の好い処だ。



三等三角点 点名・音波 標高872.63mだ。今日は陽射しが暖かい。風も涼しく感じる位になった。
三角点の回りは雪もなく居心地が好く 熱いコーヒーでサンドイッチなどを食べる。もう少し経つとこれが
コンビニのとろろ蕎麦になるのだ。

ここまで歩いた距離は4kmほどで、ゆっくり歩きなので3時間近く掛った。今日はブナの林の写真ばか
だ。他の被写体が無いという感じなのである。山頂の三角点のすぐ傍に割と大きなブナの樹があった。


音波三角点のすぐ傍

今日は我々以外には誰もやってこなかった。近くの三つのスキー場はすでに営業していないので静か
だ。山は静かなほうが好い。



(’10年 4月 10日)
2万5千分の1地図「板取」
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---- GPSの軌跡です (Wintec TRACK LOGGER MPL-1000LXによる)----
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)
を使用したものである。(承認番号 平17総使、第657号) 」
 



巡視路が福井県側に降りて行く処 音波山は右へ県境を進む ここからは白山が望める