福井の小さな山歩記


5年振りの 手倉山(1037.1m)

カミさんを満足指せるような処を選ぶのは苦労する。その前に私が登れる様な処であることが
大前提なのは勿論だ。それで今回は5年前に一人で歩いた手倉山への尾根にする。上谷山への
ルートでもあるので、日曜日にはトレースが期待出来るからだ。

橋立と広野の集落の中程に浄水場があり、そこから登るのだが、そこへ向かう道路の両側には
雪が多く、先行者がいなければ、我々だけではまず無理だと思った。でもちゃんと車が3台ばかり
停まっていて、これなら行けそうだと安心した。


登山口の浄水場の下の道路

晴天で絶好の登山日和だ。最初は踏み跡はつぼ足で歩けた。広野集落の方からも登って来て
 いる。我々よりもだいぶ若そうで山慣れした夫婦が追い抜いて行った。やがて輪カンの装着となる。



 立派なトレースのお陰で順調に歩けた。雪景色が眩しい。上の方に来ると樹氷もあって素晴らしい。
歩く速さは5年前と一緒のようで、手倉山まで3時間45分くらい。ちょっと先の平地で食事をしたので
4時間近くになった。





すぐ先の方から賑やかな声が聞こえてきた。あとで聞いた話では、この方たちは県境までは行かな
かったらしい。追い抜いて行った夫婦は県境まで。我々が帰りに手倉山の山頂から上谷山への県境
の尾根を見たら、ぞろぞろと一団が歩いていた。上谷山山頂到着は午後1時頃になりそうだ。


ここが手倉山の山頂部

この方達は県境まで6時間掛ったそうだ。まったく御苦労様だ。お陰で我々は安全に手倉山を往復
出来て、カミさんも満足した雪山歩きが出来たのである。


食事をした処から上谷山を望む

下りで私の輪カンのベルトが切れて片方使用不可となる。右足の輪カンは外さずに歩いたら、右膝が
疲れてきて結局つぼ足で暫く下ることになった。

寒茸はカチカチに凍り付いて採れなかったし、誰にも採られずに朽ちてしまったナメコが沢山あって
カミさんが残念がっていた。

帰り車で広野ダムまで行ってみた。 除雪はトイレの処までで、トイレの横に滋賀ナンバーの車が
停まっていたので、そこで車の向きを変えるのに苦労した。


(’10年 2月 21日)
2万5千分の1地図「板取」(平成19年1月発行)
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---- GPSの軌跡です (Wintec TRACK LOGGER MPL-1000LXによる)----
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)
を使用したものである。(承認番号 平17総使、第657号) 」
 


急登が終わると山頂はもう少し



手倉山の山頂にて バックは上谷山