福井の小さな山歩記


カミさんの初登り 三十三間山(842.3m)

天気予報を見ていて19日(火)が好条件だと数日前から決めていました。土日でトレースも付いて
いて、多分火曜日は登る人も少ない。予想通り好天で、駐車場に車は無し。8時に歩きだしました。

この山に登ったのは6年前の5月で、すっかり忘れたばかりか変な思い込みがあって、最後の水場
から谷沿いにどんどんと進んでしまったのです。足跡はありませんが、この時期いろいろな処から登り
ますので、気配は感じられます。

谷はだんだん狭くなって歩きにくくなって来て、右側は尾根上に登れそうな斜面となったので急斜面
に取りつきました。尾根に載るとそこもなかなかの急な登りで、私としてはきつかったですね。カミさんは
余裕で、そこからはカミさんの後を歩くことにしました。カミさんは茸を探しながら歩いているのです。



傾斜が緩くなったので地図上で場所を確認しました。このまま登れば登山道のある尾根と一緒になる
様です。カミさんはナメコの付いた樹を2本ばかり見つけたが、いずれも古いか高い処で採れません。
そのうちに尾根が一緒になった様子なので、先を行くカミさんに左の方にトレースはないかと聞いたら
 昨日今日のものではありませんが、ばっちりと歩き易い道があったのです。カミさんこれで安心です。




すぐ先のこんもりした処でトレースが消えていました。そこで食事です。

間もなく爽快な稜線上に載りました。左に三十三間山、右には轆轤山に続く尾根が見えます。前には
三重嶽です。急にお腹がすいて、この尾根に載れば頂上などどうでもいいと云う感じになって、窪地を
探して鍋でうどんを作って食べたのです。


このガスボンベは一番小さい物で、持ち運び時は鍋の中に納まります。
 二人なので十分です。 ガスが無くなったら自分で充填しています。

満腹になって、ザックをそこに置いて山頂を往復しました。トレースはそこから先はほんの一部だけで
新雪が降り積もっていました。特に山頂には標柱も何も見当たりませんでした。雪が深いのでしょう。


山頂からの戻り、ウサギの足跡が多いですね。


山頂を往復してきました。

下りは登山道のある尾根の、気温が上がって消えかかったトレースを辿りました。 何やら薄っすらと
 記憶が戻ってきましたが、風神とか夫婦松とかです。でも雪道となると初めての尾根を下る感じでした。
カミさんがナメコの沢山付いた樹を見つけたので、だいぶ時間をとられましたが、ナメコおろしで食べら
れる小粒のものもあって、晩の酒の肴が一品出来ました。



登りは4時間近く、下りは2時間、歩いた距離は往復で9km弱といったところです。

(’10年 1月 19日)
2万5千分の1地図「熊川」(平成18年12月発行)
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---- GPSの軌跡です (Wintec TRACK LOGGER MPL-1000LXによる)----
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)
を使用したものである。(承認番号 平17総使、第657号) 」
 
今回歩いた軌跡です。駐車場から林道部分はカットしてあります。。



カミさんばかりなので 山頂にて。 雪がぽこんと盛り上がっていたので崩してみたのですが
まだ何も出てきません。この下に標柱があるのかも知れません。


轆轤山へ続く稜線。轆轤山を越えて倉見峠の方へ降りてもよかったのですが、今回は
安全第一で。