福井の小さな山歩記


初登りは 取立山(1307.2m)

今年の初登りはやはり取立山になった。国道から直接登れるし、駐車場が登山口にある。それに
沢山の方が登られるので、すぐにトレースが付くので、自分の好きなコースを選ばなければ安心して
気軽に登れるのだ。

カミさんと登ろうとしたが、カミさんは脚の調子が悪いと言う。11日成人の日に、登山用具専門店の
お客さんのグループが大挙して登られるとのことで、一緒させて貰うことにした。以前は一人で先に登っ
たが、どうせ狭い山頂で顔を会わせれば御一緒せざるを得ないのだし。

先頭は前日に荒島岳に登られたというツワモノで、トレースを外してショートカットを好まれる。おばさん
方はその方が後ろをゆっくり歩けるとかで喜んだりしている。おばさん方はぴったりとついて登られるが
私はやはり自分のペースが遅いので遅れがちになり、気分的にもやはり一人が好いなと思う。



雪の取立山は4回目だが始めからいつもと違った取りつきで、おかげでなめ茸を見つけたりした。もう
ほとんどは古い物だったが、中にはまだ色づきの良い物もあって山頂での鍋の具になったのだ。

雪積は多く風は穏やか、陽射しはほとんど無し、残念ながら白山がくっきりと見えることは無かった。
山頂には3時間15分くらい掛っただろうか。私が到着した時には雪のテーブルが完成するころだった。
 早速鍋が並べられ次々と具材が放り込まれる。その頃周囲を見ると夫婦連れの方が何組かいたようだ。


白山は裾の方だけ、 ぽつんとスキーの方が見えます。右上の雪面の高い処にも一人見えました。



総勢16人だから皆さんの持ってくる食材の量も大変なものだ。皆さん50歳以上だそうで、今日は
50代、60代、70代そして食べ始める頃、スキーで颯爽と現れた80代と幅広い年代の集まりなのだ。
お酒が入って真っ赤な顔の方もいる。私の方にも手作りの「びわ酒」が回って来た。 おおっ強いっ!

最後のぜんざいを餅無しで沢山頂いた。大量のお餅を持って来られたのにも驚きましたが、鍋を食べ
 そこにうどんを入れ、またお餅を入れて食べたのですから ぜんざいのお餅は遠慮せずにはいられません。



そんなこんなで大宴会も終わり、1時15分頃に下山となりました。3時頃には車に着いたと思います。
私も今回は何回もお尻で滑り降りました。急斜面で雪が多いと、どうしてもずるずると滑ってお尻をついて
しまうので、お尻で滑り降りた方が楽ということになりました。

多くの方は温泉に向かいました。私は山岳会の重鎮に福井まで送ってもらい、途中チベットやマッキンリー
などなどのお話を沢山お聞きして、福井までがあっという間の時間でした。


(’10年 1月 11日)
2万5千分の1地図「北谷」
HOMEPAGEへ            福井の小さな山歩記の目次へ

---- GPSの軌跡です (Wintec TRACK LOGGER MPL-1000LXによる)----
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)
を使用したものである。(承認番号 平17総使、第657号) 」
 
今回歩いた軌跡です。右の尾根に載ってからは真っ直ぐなのでカットしました。