福井の小さな山歩記


富士写ケ岳(941.9m)カミさんナメ茸を探す

この7・8日の土日は天気が良さそうなので、カミさんが何処かへ行こうと言う。何も予定してなかった
ので急遽ごく近場で、夕食の味噌汁用に一掴みでもナメ茸でもあればと富士写ケ岳に決めた。コンビニ
に寄っても登山口まで1時間も掛からないので楽だ。

私は3回目なのだが、だいぶ前のことなので、今回登ってみて、ブナ林が綺麗だしこんなに歩き易い
道だったのかと以外な気がした。シャクナゲの時期で、凄い人だった印象ばかりが強く残っていたのだ。


ブナ林は綺麗です


我谷ダムコースを半分も登らないうちに一人の男の人が下りて来た。軽トラの人らしい。ゆっくり歩き
で2時間15分くらいで誰もいない山頂に到着した。 まだ10時20分ほどだ。すぐに4人の若い女性の
グループが賑やかに登って来た。途端に山頂は華やいだ感じになった。何回もデジカメのシャッターを
押してあげた。若いということは素晴らしい。


山頂にて

彼女達は今年、白山や荒島岳、三の峰などを登ったそうだ。 次々に山頂は人が増えて10数人となり
下山される方もいる。二人連れのおばさんは、大内コースを下りて赤いつり橋まで歩くと言っていた。我々
は枯淵コースを下り赤いつり橋まで歩く予定。

 今日は白山も一応は見えていました。南丈較山の小屋ははっきりと判ります。下界の眺望は良好です。
暖かくなりそうでしたのでコンビニでとろろ蕎麦を買ってきました。いつも美味しく裏切られることがありま
せん。おにぎりは暖かい味噌汁で、〆はドリップコーヒーでした。

 11時10分頃に山頂を後にしました。前山も見晴らしがよく、祠などは私の好きな趣を感じる風景です。
こちらのコースもブナの幼木の林が綺麗だと思いました。ガイドブックのタイムより1時間も多く掛けて下り
ましたが、我々の後から降りて来る人はいませんでした。ただ一人だけ私ほどの年輩の方が一人で登ら
れてきました。このコースを歩かれる方は割りと少ない様だ。


前山の祠、この右に深田久弥の判読しにくい詩と云うのがある


思わず撮ったが美しさが全然出ない

もう少しで九谷ダムと思われる植林の処で、登山道を整備されている二人のおじさんがいらっしゃいま
した。そこから登山口までは、滑りそうな処には掘ったばかりの段差が付けられていました。有難いこと
です。枯淵コースの登山口から赤い釣り橋までは40分ほど掛かって歩きました。一周9.6km位です。

夕食の味噌汁の具は、カミさんがすべて発見し、急斜面をお尻を使ってまでして降りて採集してくれま
した。 おかげで鍋と翌日の味噌汁に十分な量を確保できたのです。おばさんの執念恐るべしです。
ただし時期はまだ少し早いのではと思います。もう暫くでどっと出てくるのではと云う気がしています。


上の大きめのものは鍋に、下の小さいものは味噌汁やおろしで



(’09年 11月 7日)
2万5千分の1地図「越前中川」「山中」
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---- GPSの軌跡です (Wintec TRACK LOGGER MPL-1000LXによる)----
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)
を使用したものである。(承認番号 平17総使、第657号) 」
 







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