福井の小さな山歩記


奥美濃 大日ケ岳(1708.9m)東縦走路より

カミさんがまだ登っていない山で、私も以前と違うコースを登れて、ぶな林の歩き易いコースという
ことで、大日ケ岳を東縦走路から周回することにした。天気は晴れの予想で石徹白川沿いを走ったの
だが、途中小さな落石を車体下部に巻き込んで、以後マフラーをやられたのか音が大きくなったのだ。

この日は、予想に反して太陽は顔を見せず、何故かデジカメの写真はみんなボケて、遠景はすべて
ボツとなりました。美しい紅葉をと沢山撮ったのですが残念です。使い方のせいなのでしょう。



檜峠を越えてスノーシェッダーをくぐって間もなく登山口の標柱を見つけた。車はすぐ手前の道の広い
処へ停める。7時頃に歩き出した。最初の20分ほどは谷間を急登して尾根へ載る。尾根上は歩き易い
緩い登りで、遊歩道みたいだ。





杉林を抜ければ紅葉で明るい林の中を写真を撮りながら歩く。眺望は無いが、この時期紅葉がある
ので十分楽しめる。どんどんと進んで行くと、やがてブナの林となる。何回も立ち止まって眺めたくなる。
進む方向にダイナランドスキー場の前大日からの尾根の斜面の綺麗な紅葉が望められた。





少し登りが急な処があったりして、下りがありもあり、その後が前大日の腹を巻くことになる。根曲がり
竹を刈り取った歩きにくい道が暫く続く。そしてダイナランドスキー場から登ってくる登山道と合流する。


前回は8年以上前に登った。もっと広々としていた様な気がする。



山頂は11時だというのに十数人が休まれていて、さらに次々と到着されるので、腰を下ろす場所を
探すことになる。我々はかなりゆっくりと食事をして11時40分頃にウイングヒルズスキー場へ向けての
下山を開始する。
周囲の尾根斜面の紅葉は見られましたが、白山連峰は輪郭が望める程度でした。


大日ケ岳からの下り、登ってくる人が見える

すぐに列をなして登ってくるグループと次々に擦れ違った。これでは山頂は満員御礼ということになる。
それに中高年と言うより高齢者のグループもいて驚かされた。後で気がついたのだが、ゴンドラが動いて
いて、嫌なゲレンデ歩きはパスしたのかも知れない。


ウイングヒルズスキー場のゲレンデ上部 この右にゴンドラ乗り場

ゴンドラの手前で我々を追い抜いた若いお兄さんは、ゲレンデを歩かずにゴンドラ乗り場に向かったし
檜峠の登山口駐車場には1台しかいなくて、それも私たちの後から下ってきた1人の男の人が乗って行
かれた。その他の沢山の登山者の方々はゴンドラなのでしょうか。

何はともあれ、我々は大日ケ岳から鎌ケ峰、水後山そしてゲレンデと紅葉した美しい景色を楽しみながら
無事檜峠に下り、さらに舗装道路を45分程歩いて登山口の車に戻ったのでした。車に着いたのは3時半
近くになっていました。歩いた距離は17km弱、休憩を除くと7時間15分くらい歩いたことになります。

この日、東縦走路から登ったのは我々だけだったようです。


(’09年 10月 24日)
2万5千分の1地図「石徹白」
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---- GPSの軌跡です (Wintec TRACK LOGGER MPL-1000LXによる)----
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)
を使用したものである。(承認番号 平17総使、第657号) 」
 




夫婦で同じ柄のシャツなので、何処かのおばさんが擦れ違いのときに
「カッコいい!」とか「素敵!」とか言ってました。