福井の小さな山歩記


カミさんと 湧谷山(1079.7m)

9月20日に白山平瀬道を歩いてから左膝の調子がおかしく、今日は槍平小屋に泊まってと
考えていたのですが、諦めて小さな山歩きとなりました。行き易い岐阜の山を探したらこの山が
あったので決めましたが、幸いなことに この登山道には段差が無いので、膝に気を使うことが
なく歩けました。

場所も判りやすく、木之本ICで下り303号線を八草トンネルを抜けて、道の駅のほんの少し
 手前を遊ランドスキー場へ。大きな駐車場があり、スキー場入り口に登山案内板が立っています。


スキー場入り口の案内板


ゲレンデ上部、今立って居る処の右に登山口がある。

ゲレンデの上部から左へ、目印はありませんが登山口です。道はすぐにジグザグに急な尾根を
登ります。潅木の繁みの中の細い道で、左右から草が道へ出ていたりします。蜘蛛の巣にも注意
が必要です。 細い道ですが、道自体には凹凸が少なく、同じ歩幅でペースを保って登れました。

しかし、ヤマビルに喰いつかれるとは思ってもいませんでした。何故か私の右足だけに3匹も
上がってきて、その内の1匹が靴下の終わった処に食いついていたのです。取ったら血が滲んで
いました。


ブナ林になるとほっとします。

私はひどい汗でしたが、今日は我慢して長袖を着とおしました。そういう道なんですね。丁子山の
 山頂が近くなるとブナ林で、少し明るい道となりほっとします。そこでカミさんが大きな声をあげました。
ナメ茸を見つけたのです。4・5本の木に付いていました。


丁子山手前で、見えているのはほとんど駄目 採取不可でした。

少しは採取しましたが、古くなっていてほとんどが採取不可です。若い物は高い処にあったりで
眺めるだけです。 それでも丁子山を過ぎた処では、私もストックを伸ばして頑張って、我が家での
消費には十分な量を採りました。カミさんは古くて採れなくなった物を見て残念がっていましたが。


丁子山はこんな感じの処です


丁子山で 下の3株を頂ました。

鞍部から湧谷山頂上へは笹薮に覆われた道で、笹の下の道を辿るといった状態です。笹ダニが
心配になります。笹薮からひょこっと三角点があるだけの狭い山頂に出ます。展望はありません。
定番のコンビニのとろろ蕎麦とおにぎり等を食べました。三角点に座っていると狭い空しか見えま
せん。それにしても快晴です。


左の四角が三角点、横の木片に湧谷山と標高が書かれていた。


天狗山ですかね。

誰も登って来る様子はありません。長居をする所でもないので下山です。ガイドブックには広瀬
神社からの道が合流するとありましたが、気が付きませんでした。そちらへ降りてもと思ったので
すが。段差の無い道なので、私としては調子よく降りることが出来ました。

案内板には2kmとありますが、駐車場の端から歩いたり茸採りでうろついたので、GPSでは
頂上までで3kmは歩いたことになりました。時間も余計かかりまして登りは3時間となりました。

下る途中で、見たことも無い様な大きな茸を、それも沢山付けた樹を見つけました。道から遠い
ので写真ではハッキリと判らないのが残念です。


この茸 並の大きさではないんですよ。樹の下部にも沢山付いていましたが、左側からの見た目が凄いと思いました。
こうして見ると月夜茸の少し大きいみたいに見えますが、実物を見るとびっくりします。

(’09年 10月 4日)
2万5千分の1地図「美濃広瀬」
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---- GPSの軌跡です (Wintec TRACK LOGGER MPL-1000LXによる)----
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)
を使用したものである。(承認番号 平17総使、第657号) 」