福井の小さな山歩記
ひとり静かに 細蔵山(1551m)
この山は残雪期の山なのですが、1か月ほど前に夏道が山頂まで付けられました。ただ歩く
だけの私としては、全く御苦労さまとしか言いようがありません。何しろ急登が長かったですね。
下の地図の様に早月川を渡ります。木ノ根谷で工事が行われていて仮橋が架かっています。
数日来の雨で取りつき部分が流されて車では渡れませんでした。下山したら復旧してました。
この橋を渡れない時は、3kmほど下流の伊折橋を渡らずに川沿いに
車で入れるとのこと。釣りをしていたおんさんが教えてくれた。
河原を少し歩くと登山口の案内板がありました。この辺りマムシが多いみたいです。踏んづけ
ないように注意要です。ずっと急登が続きますが、大きな杉が次々と現れますので写真を撮りな
がらゆっくり登ります。 一人だと時間はかかりますが、自分のペースで登れますので息が上がら
ずに済みます。
杉の巨木の間から綺麗なブナの林が見える処辺りが1234m付近ではないかと思いますが、
尾根歩きという感じになります。歩きだして2時間半、初めて地図を取り出して、まだだいぶ先が
あるのにがっかりして、これでは途中で引き返すことになるかもと思ったりしました。
相変わらず時々大きな杉が現れます。やがて下りになり鞍部からまた急登で、ロープが頼りで
よくもまあこんな処に道を造る気になったものだと思います。ロープの急登が終わってからもなか
なか頂上まで長く感じました。
しかし、下の方では見えた剣岳などが雲に覆われて全く見えません。仕方ありません、とろろ
蕎麦でビールです。これだと食欲が落ちても食べられますが、今日は大丈夫みたいです。でも
凄い汗でした。
休憩時間も入れて4時間20分ほど掛かりました。GPSでは4.2kmでした。
私は下りもほいほいとは歩けませんので時間が掛かります。安全第一で慎重に足を運びまし
た。ロープがあるので助かります。太ももの筋肉の負担が少ないのです。でも足首から足裏は
さすがに疲れを感じました。
下りも3時間20分ほど掛かりました。 頂上を踏めて良かったのですが、もう二度と登ることは
ないでしょう。大きな杉とブナ林はいいですね。そこまで登るのもいいのではないかと思いました。
(’09年 7月 14日)
2万5千分の1地図「剣岳」(平成17年版)
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---- GPSの軌跡です (Wintec TRACK LOGGER MPL-1000LXによる)----
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)
を使用したものである。(承認番号 平17総使、第657号) 」
帰りに仮橋から
登山口で