福井の小さな山歩記


雪が締ってなくてやめる洞山(831.5m)

Webで雪山入門者向きとあったのでカミさんとやって来たのだが、半分も登らないところで
あっさりとやめて降りてしまった。日曜日というのに期待した足跡が無かったし、雪が全然締ま
ってなくて体力の無い私としては難しいと思ったのだ。
こういう場合はカミさんが先頭に歩けばいいと思うのだが、その頼りのカミさんのカンジキが
調子悪い。カミさんはいたって元気なんですけどね。

今日は風が強いし道路が凍っている所があって少し心配だ。庵谷集落奥の林道大谷川線入口
に車を置いて歩き出す。水道施設の前が登り口とのことで、標識は無いがここから入るらしい。


標識は無いがここが巡視路の入口だった

送電線の巡視路だ。なかなかの登りで、ツボ足で鉄塔を過ぎるまで歩いた。カンジキを履いて間も
なく林道が尾根を横切っている。


この鉄塔から巡視路を離れる

林道は尾根を見事に削り取っていて続きの尾根に取りつくのが難しい。雪の無い時はどうなって
いるのだろう。右へ回り込んで急斜面を這い上がって、やっとのこと尾根に載った。これだけで疲れ
てしまう。


尾根の続きはすごい急斜面

今朝は5時過ぎに朝飯だったので、お腹も空いてまだ11時もだいぶ前だが食事をすることにした。
尾根の上も雪は締ってなくて、ズボズボとカンジキが深く沈む。これでは進むのは無理だと思った。


ここで食事をして、あと100mも進んだろうか

疲れて厭になるところまで行ってみるかとも考えたが、この状態ではすぐに厭になってしまいそう
なので、少し中止するのが早すぎる気もするがここまでとした。風も強いし、午後から天気も崩れる
との予報だ。
この頃は体力の減退を感じているせいか諦めるのも早い。道路などが凍ってたりしたので、山は
アイゼンでさくさくと登るのかと思ったが大違いだった。それに雪が黄砂か杉花粉のせいか判らない
が薄汚れている。これが熱を吸収するのだろうか。


沢山の茸、カミさんがこれは食べられないとのこと

時間があるのでゆっくりと下ったが、雪景色を眺めながらこうしてゆっくりと歩くというのは気分が
良く私に合っている。それに初めての処の様子を知ることが出来ただけでも今日は良かったと思う。

車まで戻ってから、旧飛騨街道の小菅峠への登り口を確かめに行ってみた。すぐ近くで太い標柱
が立っていた。雪が消えたらここからお小菅峠を越えてみようと思っている。雪が無ければ車で行け
る峠で、洞山の登山口にもなっているそうだが、やはり峠は歩いて登りたいと思う。


小菅峠への登り口

(’09年 2月 22日)
2万5千分の1地図 「八尾」「猪谷」
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---- GPSの軌跡です (Track Logger WPL-1000LXによる)----
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)
を使用したものである。(承認番号 平17総使、第657号) 」