福井の小さな山歩記
カミさんと庄部谷山(856.1m)
1ヶ月遅れてしまったが、昨年下山中に転倒して骨折して1周年、カミさんにどんな山かを
知って貰うこともあって一緒にやって来た。1月の29日に登れたら雪の状態も良かったの
だが、最初の取り付きでデジカメを落としてしまい、探すために登るのは諦めたのだ。
巡視路とモノレールが一緒に登っている
今回は安全第一で少し長いが送電線の巡視路から登った。鉄塔のある尾根に乗ったが
この前カンジキももぐった程沢山あった雪は全く無くなっていた。上の方には残っていて欲
しいと思いながら鉄塔を通過する。
やがて巡視路と別れて、このコース一番の急登となる。あとはたいした登りは無いのだ。
登り切ると沢の音が聞こえてくる。大きな岩の横を過ぎると雪が現れてきた。
急登を登り切ると大きな岩の塊
広い稜線、大きなブナが見られる
このくらい雪があればまだ歩きやすいのだが
大きなブナのある稜線に載ると、もう楽チンとなるが雪は汚れていて朝から軟らかいので
カンジキを履いた。なんだかピンクのリボンだらけというのが気になる。初めて来たときには
ぐるっと周回したがリボンは二つしか見つからなかったのに。今は凄い多さに幻滅する。もう
静かな山ではなくなってしまった様だ。私がここへ来るのも今回が最後だと思う。
どんどん進むと雪の途切れそうな処があって真っ直ぐには歩けない。数m程はカンジキの
ままでふんわりとした土の上を歩いたが、雪の上より感触が良かった。
庄部谷山の頂上 山名を記した板が落ちていたので後で付けておいた
何しろ歩くのがのんびりしているので、山頂まで3時間も掛かった。陽射しもあり穏やかな
なので、ラーメンを食べたり、ゆっくりとコーヒーを飲んで過ごすことが出来た。
戻りのコースは雪が少ないと藪が心配されるので、往きのコースを戻ることにした。2時間
強で無事車に戻ってめでたしめでたしとなったが、カミさんの感想は「何処の山も似たような
ものだ」とのことだった。まあそうなんですけどね。
(’09年 2月 15日)
2万5千分の1地図 「三方」平成16年版
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---- GPSの軌跡です (Track Logger WPL-1000LXによる)----
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)
を使用したものである。(承認番号 平17総使、第657号) 」
この先すぐに山頂
カミさん