福井の小さな山歩記


カミさんと百里ケ岳(931.3m)

この晴天を逃しては当分歩けない様な気がして決行となる。まだカミさんが登ったことがない
百里ケ岳で、私も部分的に歩いていないところがあるし、この時期カミさんは茸を期待するので
多分多少はあるのではと思ったのだ。

コースは下の地図で、車は駒ヶ岳登山口の処へ置かせて貰った。集会所の横に簡易トイレが
ある。市営バスが小学低学年と思われる女の子を乗せて出発する頃、我々も出発、例の河童の
夫婦を右に見て池河内越の登り口に向かった。


与助谷山はもうすぐ


尾根の上はこんな感じ


尾根上から見る百里ケ岳

順調に歩いて与助谷山で休憩。それから桜谷山まで気持ちよくゆっくりと歩いた。 誰にも採られ
ずに朽ち始めたナメコだらけの木が2本もあった。すごい量だったのに残念だ。所々で収穫はあった
が、桜谷山から木地山峠間では、手の届く処はみな採られていて、木の上の方の立派なナメコを眺
めるだけだった。


桜谷山直前で振り返り今歩いてきた尾根を眺める 右からの黒っぽい尾根を登った

百里ケ岳山頂が近ずくと歩みがのろくなって、12時前に着けるか心配になった。山頂には年配
の方がお一人で、その方は間もなく下山して行かれた。で、我々がガスボンベを使おうとしていた
ら、ぞくぞくと25人ばかりの団体さんが到着、どうやらツアー客らしい。ちょっと話を聞いた人は、ど
こまで行くのか知らないみたいで、あと4・5時間も歩いたら暗くなってしまうと心配していたのだ。


ツアーのお客さんは食事は固まらずバラバラだった

 団体さんは、さっさと食事をして木地山峠へ向かって消えた。高島トレイルのツアーなのだろうか。
後に残ったのは、我々ともう一組の年配のご夫婦だけだ。分厚いガイドブックを手にして、欲しい本
が見つからなかったと言っていた。

魔法瓶のお湯ですぐに飲めるドライタイプの味噌汁は正解だった。途中の休憩時でもすぐに飲めて
元気が出る。今回はラーメンにナメコを沢山入れて食べた。これもグーなのだ。

小入谷分岐までは昔歩いたことがあるところだが全然覚えていない。 シチクレ峠への急坂を下り
いよいよ今日最後の長丁場だ。途端に間違えたのか踏み後があやふやで方向を間違えた。悪い
ことに間違えた方向に2箇所古いテープがあったのだ。


シチクレ峠

私はこれはおかしいと確信したときでないとGPSを取り出さないので、時にはくたびれ損をする。
今回も30分ばかりロスをした。間違える可能性のある処は最初のうちだけで、すぐに余裕が出て
ナメコを見つけたりする。今日は30分は茸採取に時間を割いているだろう。


ナメコと寒茸


林道まではたいした距離ではなくて、林道に出るとほっとするのだが、脚も疲れているので、この
林道歩きに1時間も掛かってしまった。でも4時頃に戻れたので計画通りだった。歩いた距離は13
kmを数百m超える程で、日が短くても楽しめるコースだと思った。

(’08年 12月 2日)
2万5千分の1地図 「古屋」
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---- GPSの軌跡です (Track Logger WPL-1000LXによる)----
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)
を使用したものである。(承認番号 平17総使、第657号) 」