福井の小さな山歩記
雪の林道歩き岩谷山断念
11月8日に歩いた早稲谷林道の反対側、笹生川の源頭部 伊勢峠近くから上がる林道を辿ることにした。中竜側から
よりも距離は短いからなどと思って遅く家を出たのは大きな間違いだった。また里山歩き用の靴で来たのも失敗いだった。
林道入口には一般車両進入禁止のロープが張ってある。 見るからに車では入りたくない様相をしている。 歩行者も許可
無く入るなとあるのだ。何かあっても面倒はみれないと云うようなことが書いてある。
ルンルンに歩けそうに見えた 向こう側と違ってこちら側は車で走る気はしない
歩き出しは順調にみえたがすぐに雪が現れだした。これはちょっと予想外だった。里山歩きには歩き易い靴だが防水力
が無いし、スパッツのサイズが大きいのか前の部分が留まらない。 谷間には雪が沢山あって、そこらじゅうに兎の足跡
だらけだ。半分くらい過ぎたところでカミさんが足が痛いと言う。 適当な処で休んで引き返そうかと思ったが、その後は何
とか歩き続けた。雪道は砂の上を歩く感じで歩きにくく なかなか進まない。。
兎の足跡が沢山あった
急な斜面に造った林道で、細かい岩屑がボロボロと落ちて来る所もあったし、この林道を維持するのは難しいだろう。
一帯は国有林で、見上げても見下ろしても葉を落とした樹木が見渡せる。 道沿いにタラの木があったぐらいで、両側が
急過ぎて道から外れることは難しい林道だ。
林道が尾根を越える処が見える まだだいぶある
尾根を越える処が下から望めるところへ来た。まだだいぶある。標高差540mほどで、峠部分は標高1180m前後な
ので、雪があるとなかなかだ。峠部分が近くなって岩谷山への尾根へ取り付くところはないかと見上げながら歩いたが
こちら側は笹薮で、雪の付いた斜面は止めたほうが良さそうだ。それよりも時間が掛かり過ぎて、今回も岩谷山は断念
することにした。 カミさんの足のこともある。 ここまで3時間も掛かった。
雪の尾根上を歩くには時間が足りそうにない。
林道が尾根を越える処 峠に当たる処
日向でラーメンを作ったりしてゆっくりと食事をした。快晴、雪を被った白山連邦を眺めて下山とする。緩い勾配でも雪道
の下りは楽だ。2時間弱で降りたが カミさんの足は限界だと言っていた。私の靴の中はぐじゅぐじゅとなっている。それ
でも今日は暖かいので冷たく感じることは無かった。
峠から見る白山連邦
これでこの林道をほとんど歩いたことになる。 林道を歩いただけでも、この辺りの山の様子が判ったような気がして
なにやら満足した気分になるのだ。
(’07年 11月 25日)
2万5千分の1地図 「中竜鉱山」「越前朝日」「能郷白山」「平家岳」
距離(GPSの値)4.9km
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---- 参考までにGPSでの軌跡です ----
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)
を使用したものである。(承認番号 平17総使、第657号) 」
林道を越える処から北側は前回歩いた軌跡です。真ん中辺り、右側のヘアピンカーブの処は雪が多かった。
尾根を越える前後に吹き溜まりなのか膝までもぐる処があった。