福井の小さな山歩記
京都北山 岩谷峠から三国(さんごく)岳
またまた朽木の山奥へ行って来ました。もともと岩谷峠から岩谷を下り、由良川に出て適当な所から818mのピーク
へ上がろうかと思っていたのですが、カミさんと一緒なので三国岳(959.0m)へ登ることにしました。 この山は高島
トレイルの始点というか終点に当たり、また少し高島トレイルを歩けたのですが、往復だけでは物足りないので、818
mのピークまで行き、北東に伸びる尾根を回って林道へ戻ることにしました。
鎖が張ってあるのでここから歩く
林道を40分ほど進むと標識に従って左へ、やがて沢を離れて登ると尾根筋へ出る。そこにオーム(Ω)の形をした木が
ある。そこから道は峠道らしいと云うか歩き易い道となる。最後に真っ直ぐに登る急坂があって一石一字塔があると峠は
すぐだ。峠には高島トレイルの新しい標柱があった。ここまで1時間20分程だ。
オーム(Ω)の形をした木 ここから良い道がしばらく続く
岩谷峠
三国岳に向かう尾根は杉か桧が多く、あまりぱっとしない印象を受ける。坦々と歩いて55分くらいで山頂に着く。朝が
早かったので11時だが食事とした。眺望は百里ケ岳が見えるくらいだが、今日は陽が当たって暖かく風も微風で気持ち
がいい。 この時期虫がいないのが嬉しい。 チーズでビール、暖かい味噌汁でコンビニの「助六」を食べゆっくりした。
三国岳山頂
また坦々と岩谷峠へ下る。峠には犬を連れた夫婦が休んでいた。休まず818mのピークへ向かう。こちらの方は急に
リボンやテープが目につかなくなった。たまにあるがこの程度がいいのではと思う。多少のアップダウンはあるが、この
辺りの尾根歩きは楽だ。818mのピークで高島トレイルは左に折れるのでここで別れる。ここから樹相がガラリと変わっ
て落葉樹の幼木になる。従ってすべて葉を落として明るい尾根だ。
こういう尾根は気持ちがいい 818mのピークから北東の尾根
007地点から652mのピークを通って降りる尾根はこんな歩き易い尾根で始まった
自然林と杉の植林の間を少し歩く所があって、そのまま行き過ぎて下り過ぎに気がついて登り返した。 それ以外は
ルンルンの尾根歩きだった。652mのピークのある尾根を下って林道に出る予定だったので、今度は慎重にGPSで確
かめた。 この尾根はほとんど道があると云う様な歩き易い尾根で順調に下った。 尾根が広くなると道はあやふやにな
るので、最後の急な下りは枝に掴まりながら樹木のあるところを降りた。全く幸運にも最後は林に入る踏み跡の様な処
から林道に出ることが出来たのだった。
朝は8時半に歩き出したが車に戻ったのは3時45分頃、途中間違えのロスが25分くらいあったが、岩谷峠から3時間
ばかり掛かったことになる。天気の良い土曜日だというのに、出会った人は峠での夫婦だけという静かな山行だった。
(’07年 11月 14日)
2万5千分の1地図 「古屋」「久多」
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---- 参考までにGPSでの軌跡です ----
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)
を使用したものである。(承認番号 平17総使、第657号) 」
001地点林道入口鎖が掛かっています。山際のためか軌跡が東へずれています。 007地点でGPSの電源
を間違えて切ったらしく軌跡が途切れました。 008地点はうまい具合に林道に降りた処。 818mピークと
007地点の間の下向きの軌跡は間違えて下って登り返したものです。
岩谷峠手前の一石一字塔
このところ登場するのが多いです