福井の小さな山歩記


おにゅう峠からクチクボ峠(高島トレイル)

山の雑誌に高島トレイルの記事が載っていた。それを見ると今迄に切れ切れだがだいぶ歩いている。どこも歩き易く
素敵な尾根だった。それで紅葉も見られるし取り付きやすいおにゅう峠からクチクボ峠を往復することになった。カミさん
にはナメ茸が有るかも知れないと言えば、前日ゴルフだろうがついて来ること間違いなしなのだ。




この右から右上の白い標識へ登り 尾根歩きが始まる

8時にはおにゅう峠に着いたので 霧が谷を埋めた朝の景色を見下ろすことが出来た。まだ6・70mしか歩かないのに
カミさんの喜ぶ声が上がったのだ。味噌汁の中身くらいは確保したのでさいさきは良い。道は始めから下りが続き、こう
なると戻りが心配になる。一部急な下りは枯葉も積もってずるずると滑り易い。ほんの短い間だが痩せ尾根があったり
する。尾根上の樹木は葉を落としているが、下を見下ろすと紅葉が美しい。この辺りは紅く色づくモミジなどが多いのか
なかなか気持ちの良い尾根歩きとなった。


002地点は素敵な処だった


途中ゆっくりしたい様な処が沢山あるのだが、なんと言っても下の地図で002地点は最高だった。ちょうど今日のコース
の中間地点くらいでゆっくり休憩としたのだが、広々として紅葉に囲まれ、そしてナメ茸を沢山付けた大きな樹があった
のである。ナメ茸は到底手の届かない高い所にあるのだが、沢山のつぶつぶのぬめりが光を反射して思わず見とれて
しまう。

 
高い所にあるので写真がうまく撮れないが、もっと成長したものも沢山見られた。 眺めるだけだ。

クチクボ峠までは概ね下りで、途中遊びが多かったので3時間10分ほどで峠に着いた。クチクボ峠は平坦な処が無い
ので、写真を撮って677mのピークへ引き返して食事をした。その後すぐに峠には何人かのグループが着いて食事でも
始め様子で、賑やかな声が聞こえてきた。我々はここまで戻ったおかげでゆっくりと食事が出来て幸いだった。


クチクボ峠近くの677mのピークでお食事


こういう尾根ばかりなら楽だ

戻りは見る方向が違うと、また新たな発見があるかなと期待したが、何も発見はなくて2時間半でおにゅう峠に戻った。
朝は根来集落を通って来たが、帰りは反対側へ下り、県道783号で能家を通って国道367号の西山へ出た。敦賀手前で
渋滞で遅くなって家に着いた。でも、可愛い小さいなめこは大根おろしで、大きいやつは鍋物に入れて美味しく戴いたの
である。

 (’07年 11月 14日)
2万5千分の1地図 「古屋」
歩いた距離(GPSによる) 片道4.5km
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---- 参考までにGPSでの軌跡です ----
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)
を使用したものである。(承認番号 平17総使、第657号) 」

真ん中辺りの002地点は素敵な雰囲気のところだった。おにゅう峠から南へ下って西へ曲がるところのヒゲは
エラーで余計なものです。



今日のコースは紅葉が良かったので癒されました。