福井の小さな山歩記


カミさんと伊吹北尾根(滋賀岐阜県境)

なかなか涼しくならないが、快晴が続くのに毎日家に居るわけにもいかず、出掛けることにする。当初はさざれ石公園
から登ろうと考えていたが、そうすると脚が遅いので御座峰辺りを往復することになりそうだ。それで伊吹山ドライブウエイ
で上がって楽に歩こうということになった。
7時15分頃にドライブウエイの料金所に着いたら、なんと8時開通とあるではないか。Webでは午前3時からとあった様
なのだが仕方が無い。で、10分位待っていたら、係りの人が道路を点検中の車に連絡をとってくれたみたいで、ゲートを
開けて通してくれた。一番乗りだ。それで8時5分頃に歩き出すことが出来た。GPSの電池を換えるのを忘れてしまった。

最初の内、東からガスが上がっていたが、そのせいか夜露のせいか、草や石が濡れているし赤土のところもあって、よく
滑って歩きにくい。この尾根は歩きにくい処が多い気がした。 道路の目に前の1149mのピークから983mのピークへ、
そして1070mの御座峰へと、緩い下りと緩い登りの道で1時間45分で到着。 我々よりも年配らしいご夫婦が、お二人
とも登山靴を脱がれてゆっくりされていた。国見峠から来られたらしい。


御座峰山頂

我々もお腹が空いたので大休止。25分も見晴らしの全く無い処に座り込んでゆっくりした。御座峰〜大禿山、大禿山〜
国見岳は、それぞれ30分から35分程だ。御座峰と大禿山の鞍部は、このコース随一と云うか、両側が見えて風通しの
良い処である。東側の見える処はコース中に所々にはある。 花は小さく可愛らしいものが群れて咲いていたが、それも
御座峰までだ。アザミとトリカブトが目立つ。


向かいの山は御座峰、カメラの後ろが大禿山 右端の尖がった山の中腹のドライブウエイに車を置いて来た

大禿山の急登と云っても短いが、そこに差し掛かると二人の女性が国見峠からやって来たらしくすれ違う。 カミさんが
口紅をきちんと引いて厚化粧だと言う。 国見岳には11時25分に着いてすぐに引き返し、大禿山で食事をした。今日も
大汗をかいたので冷たいビールが美味しい。枝豆やきゅうりの糠漬け、チーズ、梅干それに定番のとろろ蕎麦を食べた。
ここは東側が開け、風通しもいいが陽当たりもいい。


大禿山山頂(1089m) 向こうの山は国見岳(1126m)

帰りに御座峰を通過したとき、例のおばさんが小さな鏡を手に顔をぺたぺたはたいて化粧直しをしていた。しっかり塗っ
て紫外線を防がなければ。 御座峰から緩い下りを降りている頃から、暑さのせいかビールのせいか、なかなかしんどく
なってきた。たとえ緩くはあっても最後に登りが続くのはしんどい。たまらず休憩、歩いてきた国見岳、大禿山、御座峰
が見えるところだった。そこで残してあった冷たいスポーツ飲料を飲んだ。


右端手前の日陰の山は983mのピーク、尾根を登って御座峰、左へ大禿山、そして国見岳


登山道の入り口の処は駐車スペースが造られていて看板が一つある。 うちの車が停まっている。

緩い登りが終わって目の前が開け、ドライブウエイに我が家の車を見たときはほっとした。ちょうど15時に車にたどり着
いた。思ったより大変だった伊吹北尾根だった。国見峠まで行くとあと1時間40分は掛かることになる。国見峠から伊吹
山の山頂までを往復すると、我々だったら9時間から10時間コースになりそうだ。

 (’07年 9月 20日)
2万5千分の1地図 「美束」
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---- 参考までにGPSでの軌跡です ----
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)
を使用したものである。(承認番号 平17総使、第657号) 」

御座峰で電池切れに気づいて交換、往復録ればよかったのだが国見岳で電源OFFにしてしまった。。




国見岳山頂にて 頭が薄くなってしまった