福井の小さな山歩記
カミさんと 金糞岳・白倉岳
金糞岳(1317m)・白倉岳(1270.7m)は、初めて登る山だ。いずれ八草峠の方から登ろうと思っていたのだが
カミさんが同行するとなると、やはり一般的なルートがいいかなということになった。
それに前回のカナ山を目指して
大きな間違いをしたので、鳥越林道を走るついでに、地図にある山道に入る場所を確かめたかったのだ。
連状口登山道入り口
ブナの森 全体的に楽な穏やかな道が続いていた
それにしてもずいぶんと立派な林道が山々を貫いているものだ。どんどんと林道を上がって連状口と呼ばれる登り
口から山道へ入った。別に連状口と書いてある訳ではない。10分程登ると連状の頭という標があった。そこへの入り
口ということか。 その次が小朝の頭で、右側に鳥越峠がある。 小朝の頭から下ると岐阜県側から登ってくる道との分
岐点だ。そこからの登りも急なところは少なく、ブナ林を通って緩く登って行くと頂上に達する。歩き出して1時間半だっ
た。 山頂の広場は虫が多くて、ゆっくりと休んでもいられない。 山頂から北の三角点のある1277.2mのピークに向
かって笹薮が切り開かれて歩いて行けるらしい。地図を見るとずっと歩いて行けそうな尾根が続いている。
金糞岳山頂 ここには三角点は無い
白倉岳へは35分程の尾根歩きが楽しめた。 眺めも良く涼しい風が気持ち良かった。
こちらの頂上は狭いけど虫が
少なくて、冷たいビールとおろし蕎麦でゆっくりと食事をすることが出来た。今日は薄雲が広がっていて、蒸し暑いという
感じだ。頂上から200mほど先へ行ってみると、八草峠への尾根や深谷を囲む尾根が望めて歩いてみたくなる。
この
辺りは、あちこちとコースが選べるみたいだ。今日の我々のコースは散歩に毛が生えたみたいなものだろう。
白倉岳山頂
散歩ついでなので、下りは岐阜県側の登山口へ降りて、立派な林道を歩いて鳥越峠へ寄ってみた。この様な大規模
な工事がされては、地図にある沢沿いの昔の峠道も、たちまちのうちにその面影を失ってしまったのではないだろうか。
金草岳の山頂で会った二人連れの男性は、小森口と呼ばれる処から登ったらしく、名古屋NO.の車が停まっていた。
鳥越峠 昔はどんな峠の姿をしていたのか
林道を下って終わり近く、地図に記載されているカナ山のある稜線へ登る山道を確かめようとうろついてみた。しかし、
地図上の山道の位置は、GPSで「しもたにばし」の処を横切っていると確認したが、どうも実際にはそれらしい道が横切
っている様子はない。すぐ上には堰堤があり、谷沿いに行くのも難しいのだ。前回私が取り付いた処の橋には確かめた
が名前は付けられてなかった。それが林道へ入って3番目の橋で、最初の橋は「平谷橋」とあった。
結局何も判らずじまいだったが、思うに地図にある山道はすごく急なところを上がっている。尾根を登ったほうがずっと
楽な気がするのだがどうだろう。前回のカナ山目指した時の地図と重複しますが、もう一度このページの最後に地図を
載せておきます。
(’07年 6月 20日)
2万5千分の1地図 「虎御前山」「近江川合」
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---- 参考までにGPSでの軌跡です ----
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)
を使用したものである。(承認番号 平17総使、第657号) 」下図は2万5千分の1の縮尺ではありません。
001連状口登山口 002小朝の頭 003分岐 005白倉岳
「しもたにばし」の処には道らしいものは横切っていない様子でした。私が取り付いたところの名前が不明な橋は
鳥越林道へ入って3番目の橋です。秋か残雪の時にでも再び登ってみたいですね。
2007−06−20 頭が薄くなりました