福井の小さな山歩記


カミさんと 大倉山 (富山県)

大倉山(1443.0m)は、馬場島へ行く途中で、剱橋を渡って200m程の所から左斜めに上がる林道へ入る。
1.5km位で立派な林道を横切って荒れた道を上がって行くと、看板のある駐車場に着く。登山口はその先20mか
30mのところだ。 2万5千分の1地図「毛勝山」の左下の三角点のある山だ。

今日は立山 ICで降り、迷わず目的地へ着いた。快晴で来る途中、剱・立山の山並みが輝いている。8時20分
に登り始めた。ぐんぐんと高度を上げて行くと721.5mの石柱がある。次ぎに800m、900mと石柱が置かれて
いて、1000mの石柱の処で休憩とする。急な登りも一段落して、ここからは気持の良い尾根歩きとなる。カミさん
はここまで来る途中、姫竹と云うのか笹竹の若芽を少し摘んでいた。 わらびは細いものしか無くて、採る対象には
ならない様子だ。そこから上の方ではコシアブラを見つけては採っていた。 登るに従って新緑のブナなどの間から
まばゆいばかりの山並みが望まれる。


右手に剱の山並みを見ながら尾根を歩く

山頂が近づいてきたなと思う頃にまた幾分急登となって、窪地に雪が残っていたりする。 その辺りは雪解けの
ためにぬかるんで滑りやすいところもあった。山頂が近いと思っているとなかなか着かない。やっと広い雪原に到着
して頂上かと思い、何かそれらしい目印はないかと探したが何も無い。途中あれほど立派な石柱が置かれている
のに頂上に何も無いはずはない。そこでやっと地図を取り出しGPSで場所を確認したら、頂上はもう少し先きの様
だ。しかし、ここはGPSで高度を見ると1443mとピッタリ同じだったのだ。まあ誤差はあるけど。


逆光なので一応格好だけ

すぐに三角点と祠のある山頂に到着。歩き出して休憩を入れて3時間だった。展望は中山山頂とは距離や見る
角度が異なって、こちらもまた素晴らしい。近すぎないのもいいのかも知れない。 毛勝三山も目の前だ。 猫又山に
でも登りたいとは思うのだが、どうだろうか。途中までということになっても行ってみたい気がする。


山頂の南側が切り開かれていて、この景色を見ながら食事が出来る


毛勝三山

ゆっくりと食事をした。例によってコンビニのとろろ蕎麦(今日のは小さかった)と助六、それにビール。それらを
すべて半分づつ食べて飲んだ。食欲があって美味しい。風も無く静かで、今日は我々だけのようだ。
12時10分頃下山となった。頂上部分を過ぎて尾根歩きとなったら、涼しい風が吹き抜けていて気持の良い下り
だった。 いつもの様に膝を庇いながらゆっくり足を下ろすので、2時間程掛かって登山口に着いた。 登山口には
山菜採りの人の車が停まっていて、カミさんも登山口近くでフキを少し採ったのだった。堰堤の下で冷たい雪解け
水で顔を拭いてスッキリして帰途についた。


登山口の駐車場 カミさんの居る処が登り口 看板の後ろで水が使える

 (’07年 5月 21日)
2万5千分の1地図 「毛勝山」「越中大浦」
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---- 参考までにGPSでの軌跡です ----
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)
を使用したものである。(承認番号 平17総使、第657号) 」
下図は2万5千分の1の縮尺ではありません。
 001地点が駐車場で登山口、1054の数字の上の旗印しは1000mの石柱が置いてある処



山頂は写真を撮っている後ろ側で、向こうから来て最初の処を山頂かなと思った。もう少し雪があったほうがいいと思った。