福井の小さな山歩記
宝達山
宝達山(637m)は、能登半島で一番高い山だ。頂上付近はアンテナが林立していて、遠くからでもすぐに
判る。一等三角点が置かれている。山頂公園というのがあり、ブナ林の散策路も設けられている。舗装道路を
使ってあちこちから上がることが出来るので、天気が良いとドライブで訪れる人も多いようだ。
宝達志水町の東間にある手速比盗_社 右奧の建物はトイレでその斜め向かいに「こぶしの道」の入口がある
私は、’04年10月30日に、途中雨に降られながら一人で登っている。 その様子は「隠れ家周辺点描」の
(23)に記してあるので、今回はあまり書くこともないのだが、今日はあまりに良い天気なので、カミさんもまだ
歩いたことがないし、近場なので歩いて来ようということになった。
深く掘れて曲がって登って行く道
今回も「こぶしの道」を登った。前回歩いたときは台風の爪痕が残っていて、大量の倒木で歩きづらかったが
今日は新緑の中、前回とは打って変わって歩きやすい素敵な山道となっていた。始めの内は峠道の様な雰囲
気だし、細い尾根を辿るのだが、若葉を広げた木立が陽射しを遮ってくれて涼しい気分にしてくれる。実際、風
があって涼しい。 この山は雪のときに登山の対象になるらしいが、冬は逆にこの尾根歩きは風が厳しいかも
知れない。
歩きやすい尾根道
花は藤の薄紫の花が咲き乱れていたのと、コブシかタムシバかの白い花、それに特徴のあるテンナンショウ
が道沿いに数株見られた。ワラビやコシアブラは見られはしたが、採るほどは無かった様子だ。
1時間ちょっとで林道の終点みたいな少し開けた処に出た。そこまでが山道らしい良い道だと思った。次ぎに
林道へ出た処で我々は右へ林道を辿って「山の竜宮城」という休憩所へ向かった。ちょうど1時間半で休憩所
に到着。今日も腹に貯まるものは持って来ないので、ビールを半分づつ飲んでバナナを1本づつとチョコレート
を食べたりして休憩した。日本海側が広く見下ろせる。送電線の鉄塔が目印で登って来た尾根も確認出来た。
休憩の後、舗装道路を歩いて神社と三角点のある頂上へ。そこからの展望がよいはずなのだが、今日は
ぼやっとしていて何も見えず、ブナ林入口を覗いて、神社前から始まる 「こぶしの道」を辿って下山となった。
1時間半で車へ戻ることが出来た。 シニア向きのコースだし 家族連れのハイキングコースとしてもなかなか
いい道だと思う。
山頂公園より望む 右端のアンテナ近くに神社と三角点がる この公園から左側より舗装道路が上がっている
(’07年 5月 14日)
2万5千分の1地図 「宝達山」
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---- 参考までにGPSでの軌跡です ----
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)
を使用したものである。(承認番号 平17総使、第657号) 」下図は2万5千分の1の縮尺ではありません。
これは前回歩いた時の軌跡です。そのため頂上まで行かずにあずま屋で引き返し、舗装された林道を下っています。